プロローグ
こんにちは。
コルチゾン注射を肘と肩に受けたら2日後には嘘のように今までの痛みが完全に吹っ飛びました。ステロイドの力は凄い! そして先週気分を良くして早速家から10分ほどドライブしたとこにあるRudgear Park(ルドギアパーク)のピックルボールコートに行って来ました。気温は35度以上と暑かったけど、8コートある内の4コートが埋まってました。こちらでは公共コートの場合、テニスだと仲間に入れてもらうということはまず有りませんが、PBallの場合、私の様なストレンジャー(赤の他人)が1人で行っても必ずどこかのコートの誰かが「ヘイ・一緒にプレーするかい?」と声をかけてくれます。この日はトーナメントにも時々参加するという上級グループが声をかけてくれました。「私は中級レベルですが、、、」というと、そのグループで一番上手い人を私のパートナーに指定してくれました。これで4人の総合レベルが釣り合うからです。 で、私はパートナーの足を引っ張らないよう頑張りました。
しかし・・・・頑張りすぎたのか、翌日から今度は腰の下の方に痛みが!! 横臥状態で腰だけを上げようとするとヒップの裏側がズキっと!! 勘弁してください!! 泣 カイロプラクティックに予約取らなきゃ! よる年並には勝てません。グスッ・・・ 皆様も体を痛めないようご注意くださいね。
1人のリーダーとコミュニティー・クラブ
さて、PBallの知り合いから「フロリダに昨年新しく出来たPBallコートが素晴らしいらしい」との情報がきたので、も少しリサーチしてここでも紹介してみます。フロリダ州のデイトナビーチ側のホーリーヒル(Holly Hill)というエリアに2020年初夏、新しいピックルボール総合施設 “Pictona at Holly Hill “がオープンしました。デイトナといえば、Daytona 500とかNASCARなどのカーレースで有名ですが、これからはピックルボールでも有名になるかも!?
ピックルボールをプレーする人たちはいつもみんな「大きくて(コート数がたくさんあって)綺麗なPBallコートが地元に欲しい」と思っています。フロリダのホーリーヒルの地元PBall愛好者たちも同様でした。そんな中、地元の資産家マーテンズさん(Rainer Martens)が巨額の出資を申し出たのです!初めは日本円で約3.3億円を寄付することになったものの、総合施設の計画費用はそれだけでは足らず、結局マーテンズさん個人が4億3800万円を寄付し(!!!)ホーリーヒル市が1億3200万円を出資、ホーリーヒル市のあるヴォルシア郡が4380万円を出資、そして市民等による基金550万円ほどが集まり昨年2020年の初頭に建設が始まりました。
「アメリカの大概のどの都市(*そして日本でも)高齢化が進んでいます。高齢世代になっても、というより高齢ならなおさら日常的に体を動かす必要があります。この施設ではピックルボールをメインに、卓球、シャッフルボード、ボッチーボール、クロケット、そしてコーンホール(元々パブやバーで遊ぶゲームだったが近年アメリカでメジャーになって一般家庭の庭やパーティー会場などにも登場する様になってきた)〜〜など様々なアクティビティーを世代を問わず行えます。会社帰りの人もプレーできる様、ロッカールームや夜間プレー用の夜間照明も完備。カジュアル・レストランもありその名も”The Kitchen (ザ・キッチン)”〜ここで最も売れてるメニューは勿論 ”ビール” 笑。 ピックルボールのメインコート、アリーナの観客席は1200席。どの世代にも365日楽しめる総合施設でコミュニティーや高齢世代の活性化やホーリーヒル市民の健康促進を図るのが目的です」とマーテンズさんは語ります。
”当初の予算計画”はいつも大幅に狂ってしまうもの
建設費とか旅行費とかイベント費用とか、、、。いつの世界でもこういった”当初の計画費”って得てして大きく上回ってしまうものです。Pictonaの場合も然り。例えば屋根付きコート8面のスチール製の天井コストは元々3600万円ほどの予定が、相対的な建設費用がこの1年で2倍に上昇したため、建設予定が遅れたら6600万円に膨れ上がってしまいました。結局施設全体の総建設費用は予定を大幅に上回った6億9千万円がかかったそうです! アメリカの建設費は昨年から1ヶ月8%の上昇率だそう。(円とドルの為替レートは本日9/14/2021現在のものです。現在$1=109.71 Yen(円))
一方、アメリカのピックルボール人口は、2019年から70万人増えて2020年には420万人というデータが出ています。順調に増え続けていますね。それに伴いコート数が更に必要になって来ています。
Pictona at Holly Hill・情報
この総合施設は昨年7月にオープンしました。建設は約6ヶ月? 中々早いですね。
今年2021年6月1日時点では、メンバー数は730人。オープンしてから10.5ヶ月間で、この施設の訪問者は41000人になりました。
メンバーシップのコストなどは以下の通りです。建設費用等が予想外に膨れ上がってしまったためか、オープン当初の設定価格から20%値上がりしたそうです。
メンバー(会員)年会費:$360(約4万円)又は 月額約4千円 :家族または子供ディスカウントや学割あり。
デイパス(1日だけ利用):$12 (約1300円)
ちなみに2021年7月、この施設ではジェネラル・マネージャー(支配人)を募集していました。保険や有給もあって年収は550〜650万円ほどだそう。現在は五人の正社員と11人のパートタイムが働いているそうですが、今後社員とアルバイトを増やすそうです。
以下の写真は出来上がった素晴らしい施設の様子です。日本にこんな施設があちこちにできたら最高ですね!