Pictona at Holly Hill 紹介(フロリダ州):ピックルボール93

Photo source:https://pictonaphotos.smugmug.com
“Pictona at Hollu Hill”
1060 Ridgewood Ave, Holly Hill, FL 32117
Web Site : pictona.org


プロローグ

こんにちは。
コルチゾン注射を肘と肩に受けたら2日後には嘘のように今までの痛みが完全に吹っ飛びました。ステロイドの力は凄い! そして先週気分を良くして早速家から10分ほどドライブしたとこにあるRudgear Park(ルドギアパーク)のピックルボールコートに行って来ました。気温は35度以上と暑かったけど、8コートある内の4コートが埋まってました。こちらでは公共コートの場合、テニスだと仲間に入れてもらうということはまず有りませんが、PBallの場合、私の様なストレンジャー(赤の他人)が1人で行っても必ずどこかのコートの誰かが「ヘイ・一緒にプレーするかい?」と声をかけてくれます。この日はトーナメントにも時々参加するという上級グループが声をかけてくれました。「私は中級レベルですが、、、」というと、そのグループで一番上手い人を私のパートナーに指定してくれました。これで4人の総合レベルが釣り合うからです。 で、私はパートナーの足を引っ張らないよう頑張りました。
しかし・・・・頑張りすぎたのか、翌日から今度は腰の下の方に痛みが!! 横臥状態で腰だけを上げようとするとヒップの裏側がズキっと!! 勘弁してください!! 泣  カイロプラクティックに予約取らなきゃ! よる年並には勝てません。グスッ・・・  皆様も体を痛めないようご注意くださいね。

1人のリーダーとコミュニティー・クラブ

さて、PBallの知り合いから「フロリダに昨年新しく出来たPBallコートが素晴らしいらしい」との情報がきたので、も少しリサーチしてここでも紹介してみます。フロリダ州のデイトナビーチ側のホーリーヒル(Holly Hill)というエリアに2020年初夏、新しいピックルボール総合施設 “Pictona at Holly Hill “がオープンしました。デイトナといえば、Daytona 500とかNASCARなどのカーレースで有名ですが、これからはピックルボールでも有名になるかも!? 

8面ある屋根付きコートは雨そして何よりも直射日光を防ぐための屋根。壁の2階部分のベランダ(?)エリアにカウンターと椅子があ利、座ってビールを飲みながら階下のゲームを観戦できる。   Photo source: Facebook Pictona Holly Hill page.
メイン出資者のマーテンズさん。Mr. Rainer Martins : Photo from Facebook “Pictona at Holly Hill” page


ピックルボールをプレーする人たちはいつもみんな「大きくて(コート数がたくさんあって)綺麗なPBallコートが地元に欲しい」と思っています。フロリダのホーリーヒルの地元PBall愛好者たちも同様でした。そんな中、地元の資産家マーテンズさん(Rainer Martens)が巨額の出資を申し出たのです!初めは日本円で約3.3億円を寄付することになったものの、総合施設の計画費用はそれだけでは足らず、結局マーテンズさん個人が4億3800万円を寄付し(!!!)ホーリーヒル市が1億3200万円を出資、ホーリーヒル市のあるヴォルシア郡が4380万円を出資、そして市民等による基金550万円ほどが集まり昨年2020年の初頭に建設が始まりました。

地元クラブの熱心なPBall愛好者たちとマーテンズさんの熱意。プロジェクトはみんなの夢の実現に向かって動き始めた。
建設が始まったPictona at Holly Hill
多額出資者のマーテンズさんを筆頭に地元の愛好家たちが一団となって郡や市と交渉や会合を重ね夢を現実に近づけて。


「アメリカの大概のどの都市(*そして日本でも)高齢化が進んでいます。高齢世代になっても、というより高齢ならなおさら日常的に体を動かす必要があります。この施設ではピックルボールをメインに、卓球、シャッフルボード、ボッチーボール、クロケット、そしてコーンホール(元々パブやバーで遊ぶゲームだったが近年アメリカでメジャーになって一般家庭の庭やパーティー会場などにも登場する様になってきた)〜〜など様々なアクティビティーを世代を問わず行えます。会社帰りの人もプレーできる様、ロッカールームや夜間プレー用の夜間照明も完備。カジュアル・レストランもありその名も”The Kitchen (ザ・キッチン)”〜ここで最も売れてるメニューは勿論 ”ビール” 笑。 ピックルボールのメインコート、アリーナの観客席は1200席。どの世代にも365日楽しめる総合施設でコミュニティーや高齢世代の活性化やホーリーヒル市民の健康促進を図るのが目的です」とマーテンズさんは語ります。

”当初の予算計画”はいつも大幅に狂ってしまうもの

建設費とか旅行費とかイベント費用とか、、、。いつの世界でもこういった”当初の計画費”って得てして大きく上回ってしまうものです。Pictonaの場合も然り。例えば屋根付きコート8面のスチール製の天井コストは元々3600万円ほどの予定が、相対的な建設費用がこの1年で2倍に上昇したため、建設予定が遅れたら6600万円に膨れ上がってしまいました。結局施設全体の総建設費用は予定を大幅に上回った6億9千万円がかかったそうです! アメリカの建設費は昨年から1ヶ月8%の上昇率だそう。(円とドルの為替レートは本日9/14/2021現在のものです。現在$1=109.71 Yen(円))


一方、アメリカのピックルボール人口は、2019年から70万人増えて2020年には420万人というデータが出ています。順調に増え続けていますね。それに伴いコート数が更に必要になって来ています。

Pictona at Holly Hill・情報

この総合施設は昨年7月にオープンしました。建設は約6ヶ月? 中々早いですね。
今年2021年6月1日時点では、メンバー数は730人。オープンしてから10.5ヶ月間で、この施設の訪問者は41000人になりました。

メンバーシップのコストなどは以下の通りです。建設費用等が予想外に膨れ上がってしまったためか、オープン当初の設定価格から20%値上がりしたそうです。
メンバー(会員)年会費:$360(約4万円)又は 月額約4千円 :家族または子供ディスカウントや学割あり。
デイパス(1日だけ利用):$12 (約1300円)

ちなみに2021年7月、この施設ではジェネラル・マネージャー(支配人)を募集していました。保険や有給もあって年収は550〜650万円ほどだそう。現在は五人の正社員と11人のパートタイムが働いているそうですが、今後社員とアルバイトを増やすそうです。

以下の写真は出来上がった素晴らしい施設の様子です。日本にこんな施設があちこちにできたら最高ですね!

レストラン、The Kitchen
ピックルボール・ショップも稼働中。
ショップには数々のブランドのパドルも並んでいる。
卓球台も完備。1人でできる練習台もある。卓球クラスもあるそうだ。
ここではボランティアの人たちがたくさんいていろいろ手伝っている。





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