ルールと決まりあれこれ:ピックルボール103

Ayaシャーク「トーナメントではこんな感じで何を着たって構わないのよねー!」
Ayaデビル「あら、そんなら私は最高にセクシーなデビルになるわ。誰も私に勝てやしないのよ。ハハハ!」

いつもの前置き

こんにちは、ピックルボールがいつまで経っても上達しないAyaです。笑
前回のブログでは、インディアン・ウェルズ・テニス・トーナメントのことを書きました。これね。 この滞在先のパーム・スプリングスの民宅では、アイボー両親と私とアイボーの他に家族友人などが入れ替わり滞在しましたが、(ベッドルーム6つ、バスルーム7つの大きな家を借りたのです)トムとステイシーという夫妻は私たちと最初から最後まで2週間一緒に滞在でした。元外科医のトムは70歳以上クラスの5.0レベル、ステイシーは65歳以上クラスの4.0~4.5レベル・プレーヤーで、2人でミックス・ダブルスの競技で活躍、2年前のナショナル・チャンピオンシップでは優勝しました。次の写真、右側手前の2人がトムとステイシー。素敵なカップルです。奥の黄色のシャツとその向かいがアイボー両親。(共に78歳。でも超若々しい)そして、彼らの息子で私のアイボーがグレーのシャツ。彼はソーシャルネットワークが大嫌いなのでオンラインとかに自分の写真が出るのを嫌います。日本語ブログだからバレないよね。バレたらヤバいです。ハハハ。汗 民泊のお家でディナー。アイボーがメインコースを作りました。アイボー、結構料理を作ってくれます。

ディナーで盛り上がったピックルボールの話題

アイボーと私以外は皆70代のリタイヤ生活組で、ピックルボールは彼らの現在の人生の中の大きな部分を占めています。毎朝起きるとみんなおはようの挨拶もそこそこに「今日はこれから誰とどこでピックルボールをやるか?」のディスカッションから1日が始まります。ピックルボールをやる場所はあちこちにあり、そのあちこちに別のPBall知り合いがいたりするからです。そんなPBall三昧の生活だからディナーでも折につけPBallの話題になります。この夜はトムとステイシーの”アメリカナショナルチャンピオンシップ”に何度か出場(や優勝)した時のエピソードを色々聞くことができました。その中から覚えている話を書いてみます。

着ぐるみで正式なトーナメントに参加してきた人がいた!

まず今回のブログの上の写真をご覧ください。サメと悪魔のコスチュームで登場したプレーヤーたち。これは良いのでしょうか? 回答:勿論違反です!  公式トーナメントのルールでは、服装は”ピックルボールというスポーツの大会にふさわしい服装とシューズを着用すること”となっています。ウケ狙いのコスチュームで現れて笑いを取ろうと思っても、笑いは取れてもプレーはさせてもらえません。 これはもう常識ですね。(と言っても、こちらではたまにこういう常識を無視した人がいたりする。)

パドルが汚れてたら大会で使用禁止と言われた

上の写真は、以下のトムのエピソードに合うからアップしたアイボー父のパドルです。使い倒した逸品ですね。
トムはアメリカ・ナショナル大会に初めて参加した時、使い込んで愛着のあるマイパドルを持って行きました。自分とステイシーのダブルス試合の出番が次に迫っていました。試合を行うコート内には”パドルは1選手につき1本のみ持ち込み可”でした。ナショナル大会は50近いコート数で数百人が一度にプレーします。パドルの紛失や違反パドルにすり替えたりなどのトラブルを防ぐ為なのでしょう。トムがマイパドルを持ってコートに入ろうとしたら審判がやって来てトムのパドルをチェックし「パドルの面が汚れてるのでこのパドルは使用禁止だ」というのです。汚れているのではなく、上の写真のようにただ使い込んだ為にパドル表面が傷んでてすり減った状態でした。でもそれだと本来のパドル表面の素材からかけ離れ、本来のUSAPA公認パドルと様子が違ってしまうからだとか。 仕方なくトムはスペアで持参して来た別のパドルでプレーしなければなりませんでした。
ちなみにパドル1本のみ持ち込みルールは、この時の大会でのルールだと思うので、他の大会は違うかもしれません。テニスの公式試合ならラケットが何本も入った大きなバッグを持ってコートに入りますよね。

パドルにつけた名前シールを剥がされた

今度はトムとステイシー両方です。2人はいつも練習に行く時、コートには沢山のプレーヤーたちがいるから、他の多くのプレーヤー同様パドルに名前シールを貼ってます。そしたらナショナル大会でシール剥がして下さいと言われたそうです。
USAPAの公式ルールブックでは実はシールやステッカーをパドルに貼ることは禁止ではないとあります。ただ、そのシールやステッカーが厚手でパドル表面とはっきりと段差がある場合はそれらを剥がされることがあるそうです。

*また、シールやステッカーが光を反射する素材とかの場合は確実に違反です
*シールやステッカーではないけど、パドルが重めが好きな人とかはパドルのサイドに鉛のテープを貼ったりしますよね。そういったものやグリップを保護する、あるいは太くするためのグリップテープなどの使用は許されています。ただし、USAPAルールでは、パドル重量は7.5オンス(212.62g)から8.5オンス(240.97g)の間でなければならないとありますのでその重量規定を守る必要があります。
*また、パドルの表面を購入後にラバーコーティングしたりヤスリをかけたりスピンし易いような加工をするのも当然違反です。

”10秒ルール違反” があった

10秒ルール違反。これはトムとステイシーの知り合いに起こった出来事です。
USAPAのルールブックの4-Jで”10秒ルール”というのがあります。サーブを行うサーバーは、ポイント(得点)コールがあった後は10秒以内にサーブをしなければなりません。また、レシーバーはポイントコールの後は10秒以内に正面を向いてスタンバイしていなければなりません。
10秒過ぎてもサーバーがサーブしなかった場合やレシーバーがまだコートに入ってなかったり靴ヒモを結んでる最中だったりした場合、審判から忠告があり、それでもまだサーブしなかったりレシーブの準備ができてないかった場合は相手チームに得点やサーブ権が移ります。自分チームがファーストサーブならサーブ権はセカンドサーバーに移ります。

*例えば、何らかの理由で明らかに10秒以内にスタンバイできなさそうだと言う時は、タイムアウトを申し出るのが良いかもしれません。タイムアウトは1試合につき1チーム2回までリクエストできます。1回のタイムアウトの制限時間は1分間です。

試合中にネットタッチがあった

これもトムとステイシーが実際に犯したミスではないのだけど、ディナーの席で話題になりました。上の写真は合成写真を作ってみましたが、5.0プレーヤーのパム・クックさんがネット側にポトンと落ちたボールをネットスレスレに打ち返そうとしている所です。そこでうっかり手首がネットに触ってしまったと言う図。この場合はどうなるでしょうか? 回答はパムチームの違反となりパムチーム失点となります。手首同様、帽子や足先、パドルなどがネットに触れてもファウルです。

こんな感じで、トムとステイシーからは、公式試合での様々なエピソードを聞くことが出来てとても楽しかったです。そして毎日彼らとプレーさせていただき、私もアイボーも色々教えてもらえました。 
毎日すんごく楽しかったです。

ではまた。

Aya

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