色々なプレーヤー:ピックルボール61

腕が日に日に少しずつ痛みを増している様な気がします。が、それでも朝のテラスから数メートルのところで、仲良くなった人たちが楽しそうにピックルをしているのを見ると、「うーーん、2〜3ゲームだけ。ほんのちょっとだけ行ってみるか。。。。」と誘惑に負けてしまいます。カリフォルニアに帰ったら、自宅軟禁要請が再び出ていてピックルどころでは無いため、マウイにいる間は可能な限り毎日ピックルボールをしたいのです! そして今日もまたピックルだ・・・・・

地元の人は皆んな上級者

ここマウイ島の地元の人たちは殆ど毎朝、あるいは週3〜4日、1回2〜3時間ピックルをやりに来ます。これを何年も続けているから皆んなとても上手いです。どんなことでも、同じ動作を毎日繰り返せば普通の人でもいずれ上達します。なので60歳以上のリタイヤ(定年)組のシニアの方でも、ボールを打ち返す動作がとても素早いです。20〜30代の人たちは、男性やスポーツをやっている女性などは、非常にパワフルなショットをバシバシ決めてきます。うっかり大腿部などにその球が当たったら翌日青アザがしっかり出来るくらいの強い球です。これを60〜70代のシニアのおじさんおばさんがきっちり跳ね返してきます。特に長年テニスをやってきた人たちはうまいですね〜。(おじいさんおばあさんと言うイメージはなんか当てはまらないくらい若々しい)

上の写真二枚の長袖は、テニス・プレーヤーのブラッド。(シニアではない)彼はテニスのレベルは4.5~5.0と上級です。一枚目はジャンプをして打つところ。二枚目はキッチンラインすれすれに落ちたボールを打ち返すブラッド。40代の彼は動きが早く柔軟性に富んでいます。

上の2枚は若いラマー君です。35歳の彼は、スケートボードとサーフィンをやっているので瞬発力(俊敏性)と反射力と瞬間的判断力、体のバネ、柔軟性などに富んでいます。ラマー君の1枚目は、後ろに下がる時間がなかったのでクルリと体を反転させて後ろ向きに打ってます。これ、アウトにならずキチンとサービスコートに落ちていました。流石です。ラマー君や彼より若い年代は、よく動き回りよく走ります。

上の2枚はピンクっぽい野球帽のデニスに注目。彼は73歳ですが、週7日毎日3時間ピックル三昧のリタイヤライフを送っています。彼のことは前回のブログでもちょっと触れましたね。デニスは当然ながらこのゲームの他プレーヤーみたいに走り回ったり飛んだり跳ねたりはあまりできませんが、ピックルボールで最も大事なことの一つ、”ミスをしない”がかなり身についています。相手がすごい強打を打ちつけてきても、相手が球を打った瞬間直ぐにパドルを球がくる方向に用意してたちまち跳ね返します。これは長年の経験=スキルが身についたものです。ピックルボールもテニスも、結局はミスさえしなければ勝つ訳です。強打を打てれば勝つわけではありません。

上の4枚は赤シャツ、トンガ人のピラに注目です。生粋のハワイ人などポリネシア人の多くはピラの様に逞しい体つきをしています。何でも、ハワイ、トンガ、サモアなどのポリネシア人は、他の人種に比べ先天的に骨太な体を持っているそうです。なのでコアストレングスがあってとても力強いそうです。そんなハワイ人やサモア人のグループも毎日ピックルをしに朝一番(7時きっかり)にコートにやってきます。女性たちも存在感があったりします。でもこの人たちの普段の物腰は皆んなとても穏やかで、一部の欧米人達みたいに大騒ぎはしません。そんな彼らでもコートに立つと、スピード感があり強く逞しく、まるでライオンのように堂々とプレーをします。ピラのスタンス(足幅)は幅広で、直ぐに左右に動けるような構えです。また幅広スタンスは下半身を安定させコアから強力な一打を作り出します。4枚続き写真の上から3枚目は、球を打つ瞬間のラマー君に対し、膝を落として安定した状態で構えボールを凝視しながら「どっからでもかかって来い」的勢いでスタンバイするピラです。ラマーが例えどんな強力な球を打ってきてもがっちり跳ね返す準備ができています。そして4枚目は3枚目とは反対にソフトに構えてデリケートなディンクをするピラ。ハードとソフトの両面を上手に使い分けています。ピラは体重(骨と筋肉分?)がかなりあるので、ラマー君のように軽々と飛んだり跳ねたり小走りなどはあまりできませんが、高速で飛んできた球を驚く速さで素早く打ち返す瞬発性を持っています。このポリネシア人グループには私はハワイでしかお会いしたことがないので、思い切って声をかけて色々聞いてみようと思います。

毎日地元の常連さん達のプレーを見ている私ですが、皆んなそれぞれ特徴があって勉強になります。

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