ピックルボールの健康効果・ピックルボール9

マウイ島でピックルボールをしている人たちの仲間に入れてもらってプレイした。最後に写真撮っても良いかと聞いたら、みんなカメラの前に集まってくれた。

ピックルボールが子供から上は80代、90代!まで幅広い世代に親しまれていることは本ブログのピックルボール・シリーズでも書いて来ました。上の写真でも20代から80代までのプレイヤーがピックルボールを通じてコミュニケーションを広げていました。2017年のアメリカのデータによると、アメリカ・ピックルボール人口の75%は50代から上の世代だそうです。現在は50代以下の人口が増えている状況ですが。
日本でも高齢化が進み、シニア世代の心や体の健康を維持または促進することがとても重要ですが、これはアメリカも同様。今から10年後の2030年には、アメリカで65歳以上の人口は7000万人ほどになるそうです。また、アメリカでは75歳以上の男性の33%が、女性の50%が運動をやめてしまっているという現状だそうです。
そこで今回はピックルボールと定年後の世代の方々とのマッチングに注目してみようと思います。

定年以降の方々に最適なスポーツ・ピックルボール

ピックルボールが何故心にも体にも良いかということは私のブログ”ピックルボール・その2”でも書きました。

今回は医学的に見てピックルボールは実際どのくらい定年以降の方々に最適なのかということを書いてみます。とはいえ、詳しい数値付きのデータはピックルボールに関してはまだ文献がない様です。

1:心臓疾患のリスクを下げる
ウエスタン・コロラド大学内の”インターナショナル・ジャーナル・オブ・リサーチ・イン・エクササイズ・フィジオロジー”による臨床結果から。15名の中高年の方々に、ピックルボールを週3回、一回1時間で6週間ほど続けてもらった結果、血圧健康値が上がり心臓強化が認められたそうです。要するに、血圧を平常値に整え、心肺機能を強化し、心臓疾患リスクを下げられるということです。

2:孤独感からの解放
孤独の中で生活している、あるいは孤独感を感じているシニアの方は結構多くいます。孤独感はストレスホルモンを促し血圧を上げ、免疫力を弱めます。これらを要因として、孤独感を感じるシニアの64% が認知症にかかりやすいそうです。更に孤独なシニアが死を迎える確率は、そうでない人よりも29%も高いそうです。一方、フロリダ州立大学、ジョージア州大学そしてテキサスA&M大学のリサーチャーたちが”ジャーナル・オブ・ポジティブ・サイコロジー”で発表した臨床結果によると「ピックルボール競技会に参加した153名の51歳から85歳までのプレイヤーにアンケートを行ったところ、ほとんどのプレーヤーが”ピックルボールでポジティブな人生になった”と答えたそうです。ピックルボールにハマればハマるほど人生の満喫度が高くなるとのことです。

以上の2点はシニア世代におすすめの理由トップ2です。次に肉体的なメリットと精神的メリットに分けてリストアップします。

ピックルボールの肉体的メリット

1:体のバランスとコントロール感を強化できる〜転倒防止効果がある。
2:筋肉量を増やし骨の密度を高める〜骨粗しょう症予防効果がある。
3:骨の健康とストレングスの強化〜骨折予防効果がある
4:糖尿病あるいは糖尿病に関連した病気の予防ができる
5:関節強化ができる〜関節炎予防効果がある
6:メタボリズムを強化できる〜肥満を防ぐ効果が期待できる

ピックルボールの精神的メリット

1:認知症予防効果
2:アルツハイマー病予防効果
3:知覚力や判断力の強化
4:記憶力の強化
5:楽しい、面白いなどといった感情が豊かになる
6:不安症や躁鬱病の人に効果あり。またその予防効果あり。
7:生きがいが持てる
8:エゴを抑え自己抑制の効果がある
9:運動を通じて同じ趣味をシェアできる仲間との交流で気持ちが明るくなる。


この様な効果が期待できるのです。
ピックルボールで健康で明るいシニア世代を満喫していただきたいと思います!

参考及び抜粋文献はこちらから

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