ピックルボール・その3、ピックルボールのネガティブ面とは?

私がよく行くハワイのマウイ島で毎朝参加したピックルボールの集まりで、プカボールという名のピックルボールクラブを運営しているローリーさんは、本やアパレルを販売もしていた。
2019年4月下旬から8日間にわたってフロリダで行われた、US オープン・チャンピオンシップの男女混合ダブルスの模様。(動画は1時間半と長いので、飛ばしながらご覧ください)このトーナメントは全米最大規模で、2018年の賞金総額480万円、民放TV局の生中継およびケーブルTVのESPN3でも放映。参加者は世界20カ国から、全米では47州から計2000人のプレイヤーがプレイをし、ピックルボールのコート数は54コート! プロショップやフードコートやピックルボール・アカデミー・サウス・フロリダによるレッスンその他のイベントなど多数あり、子供からシニアまで楽しめる大掛かりなイベントだ! 

良いことだらけのピックルボールだが・・・?

前回はピックルボールがなぜアメリカで急成長しているスポーツなのか? その良いとこだけをズラーっと書きました。では短所はないのか?と言えば当然ネガティブな面もあります。そこで今回はそのマイナーな点をいくつか挙げてみたいと思います。

1:プレイヤー人口に対しピックルボール専用コートが絶対的に足りない
これは現在ピックルボール・プレイヤーやピックルボール促進を図る人や団体全てが抱える致命的な問題。〜これは次回のブログで詳しいデータを書こうと思いますが、2018年の時点でアメリカのピックルボール人口は3百1千万人ほどで、ピックルボールコート数は1万5千ほど。(USAピックルボール・アソシエーション記載)極端な話、このコート全てがダブルスプレイヤーで埋まったとしても、3百万人以上が溢れてしまう計算です。参考までに、現在アメリカでテニスをやる人は2700万人で、テニスコート数は2500万です。(アメリカ・テニス・アソシエーション記載)世界でもっとも人気のスポーツ・ランキングの4番目に位置するテニスと比べるのはチョイ酷(コク)ですが、それにしてもピックルボールはまだその知名度が行き渡っていないために、プレイヤーたちは少ないコートを探して右往左往しているのが現状。ちなみにこちらでピックルボール専用コート1つを作るのに、その場所の条件にもよりますが7〜800万円から1000万円くらいかかります。

2:天候左右型スポーツである
アメリカのピックルボールコートのほとんどは屋外。従って他の多くの屋外スポーツ同様、ピックルボールも雨天ではプレイ不可能。加えてテニスボールより軽いので、風が強いとボールが”流れていってしまう”。また日本の場合、真夏は危険なくらい暑すぎ真冬は寒すぎるため、屋外プレイ日数が限られてしまう。(カリフォルニアは夏どんなに暑くても日本の様な湿度がなくカラリとしているので、シニアの方々でも真夏にガンガンプレイを行なっている。)

3:音がうるさい
硬いプラスチック製のピックルボールはテニスボールと比べ、打球音がはるかに大きい。私がよく行くピックルボールコートは住宅地の真ん中にあり、ピックルボールをやらないコート近辺の住人からうるさいと苦情がでた。テニスはポンポンという音だが、ピックルボールの音はカンッカンッといい、ピックルボール・プレイヤーならこの音を聞いただけでプレイしたくてワクワクするかもしれないが、プレイヤーでなければ、気になる人にはかなり耳障りかも。

などが一般的なネガティブ要素です。
一方、日本ならではのネガティブ面としては、アメリカよりも更に更に知名度がまだ低いため、ピックルボールコートが少な過ぎるという問題以前に、ピックルボールを日本に広めようと頑張る人たちの絶対数がまだ少ないこと。ピックルボール全般に関する情報が、海外からの輸入情報に頼らねばならない〜ルール等は英語の情報ばかり。パドルやボールや持ち運び式ネット等の道具が海外からのオンラインショッピングでしか入手しにくいため、これらの価格がアメリカの倍以上の値段になってしまう。などの問題があります。

しかし、オンラインでリサーチしてみたら、日本でもピックルボールの魅力を理解し、日本でも促進、普及活動をしている団体がいくつかの地域にあり、少しずつ増え始めてはいるようです。


次回は他の人気スポーツと比較しながら、ピックルボールに関する詳細データを書いてみます。

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