テニス・スノッブ
スノッブ(Snob)とは、お高くとまった、とか教養や品格が他より秀でていると言わんばかりの言動をしたり、気取り屋さん、といった意味があります。皮肉っぽく使われることが多いです。
テニスの発祥は12〜13世紀頃フランスで最初に発明され、1700年代にイギリスでウインブルドン第1回目が行われました。(はじめは ウインブルドンという名ではなかった) このように古い歴史を持つテニスをこよなく愛するプレーヤたちの中には「ラケットスポーツならテニスが最高峰。歴史が深く、現代でも公式試合はフォーマルで、由緒正しいこのスポーツが一番素晴らしい」と思っている人も少なくありません。こういう”テニスが一番素晴らしい”と思っている人たちに対し、少々皮肉を込めて「あの人はテニス・スノッブだからなー」みたいに言います。テニス・スノッブは、ラケットスポーツではテニスが一番だと思っているので、他のラケットスポーツ特にピックルボールには眉をしかめる人が結構います。というか「かのカンカンという安っぽい打撃音が本当にイラつく」というピックルボール反発派が多いのです。
このテニス・スノッブたちは近年ますますピックルボールに対し苛立っています。なぜならこの数年でピックルボールのプレーヤーは何倍にも膨れ上がり、多くのテニスコートはピックルボール・コートに模様替えしてしまい、あるいはテニスコートの上にピックルボールのコートのアウトラインをペンキで塗られ、どんどんテニスのスペースがピックルボールに奪われてきているからです。
しかし同時に元テニス狂だった人たちがピックルボールに転向する人もどんどん増えています。
テニス派のご意見
テニス・スノッブはテニスとピックルボールを比較したがります。テニスの方が素晴らしいと信じており、テニス以外のラケット・スポーツ特にピックルボールに対し、思いっきり上から目線です(笑)
1:運動量 「ピックルボールはテニスの半分ほどのスペースで動けば良い。ボールのスピード、打点のインパクト、走る量、、、どれをとってもピックルボールは本物のスポーツとは言い難いレベルだ」
2:「素晴らしいテニス・プレーヤーは初めてピックルボールをしても素晴らしいプレーができる。でも素晴らしいピックルボール・プレーヤーがすぐに素晴らしいテニス・プレーヤーになることは殆どない。現在までのピックルボールの世界トップのプロ・プレーヤーの99%は元テニス・プレーヤーである。」
3:「ピックルボールという名前がふざけ過ぎている。真面目なスポーツと言い難い。」
4:「市営のピックルボールのコートを見ると、いつも大勢がコート周りに群がっている。1試合がすぐに終わるので大勢いても回転早く皆がプレーできる。したがって大勢がワラワラとコート近くにたむろすのは感じが悪い。」
5:ピックルボールのボールは転がり易いくせに拾いにくい。テニスのようにラケットや足先を使ってボールを拾うことが出来ない。
6:ピックルボールはオーバーヘッドのサーブができない
7:テニスならある程度の風があってもプレー可能だが、ピックルボールは風邪に弱い。
ピックルボール派のご意見
1:テニスコートの半分の広さがあればピックルボールコートが作れる。
2:テニスよりも幅広い年代が一緒にプレーできる。
3:テニスよりフレンドリーな体制がある。
4:パドルはテニスラケットより小さいので持ち運びが楽。
5:テニスを長年やって腰や膝などの手術を繰り返した人などでもピックルボールのプレーが可能。
6:テニスより仲間が出来易い。
7:怪我をする確率がテニスより低い。
8:”テニス・スノッブ”は存在するが、ピックルボール・スノッブは聞いたことがない。
などといった両意見があります。
私はどちらも同じ時に始めたようなものなので、どちらも好きですが、皆さんはどんなご意見をお持ちでしょうか?・・・・・