世界のインター・ネット上でもアメリカ中でも、毎日毎時間コロナウィルスのニュースが流れ続けています。イタリアのお医者様は「これは相手の見えない戦争。この戦いがいつ終わるのかどこに向かうのかまだ誰もわからないまま戦うしかない。分かっている事は、まだ始まったばかりと言う事。」と言うようなことを言っています。 日本では新型コロナウィルスと呼んでいますが、こちらではCOVID-19(coronavirusdisease2019の略で コーヴィッド・ナインティーンと読む)と称しています。
COVID-19は比較的高齢の方や既に病気を患っている方(弱っている方)などに発症していますが、ではお子様はどうなのでしょう?
昨日車のラジオでニューヨークの医師が「子供がかかりにくいのは、子供は常にバイ菌だらけの手で顔や口を触ったりが平気。既に菌やウィルスに対する免疫もあり、毎日走り回る健康体で抵抗力も強いので発症しにくいのだろう」と言っていました。
しかし、発症はしにくくても感染する事は十分にあります。お子様自身は元気だから本人も周りの大人も気づかないけど、じつは感染はしていて、知らない間に家族や近くの人にウィルスを移していると言う可能性があるのです。その”近くの人”が高齢者とか体の弱っている方であれば危険と言うことになります。なので健康で元気に飛び回るお子様たちにもこのウィルスの危険に対し理解してもらう必要があります。
そんな中、愛知県の藤田医科大学 医学部 微生物学講座・感染症科の櫻井亜樹医師がご本人のお子様に監修をしてもらって作成したと言う「コロナウィルスってなんだろう?」と言うタイトルのスライドが、同大学感染症科のHPで公開されました。とてもよくできていて、ただ「今怖いウィルスが流行してるからよく手を洗いなさい」と言うよりも「どうして手を洗うべきなのか」をきちんと理解してもらいやすい内容になっています。
お子様のいらっしゃる方、お子様と接することの多い方などにはぜひこのスライドを見せてあげていただきたいです。
ただ、一つだけ、私が付け加えたいのは、手の洗い方。 手はただ水道水でパパッと数秒手を撫でるだけではウィルスや菌は取れません。私の3日前のブログでアップした”正しい手の洗い方”の図を是非見てください。
先日インスタグラムで、女優のクリステン・ベルさんが「母から送られてきた写真」を公表しました。次の写真です。それに私が日本語を付け加えてみました。
これはGlow-Germと言う、バイ菌にくっつくミネラルオイルベースのクリームを手に塗ってUVライトの下に当てると、手のバイ菌が白く浮き出て見えると言うものです。これを左上から右へ、順々に、手洗い前→さっと水洗い→石鹸ナシ6秒→石鹸付き6秒→石鹸付き15秒→石鹸付き30秒、に分けてその違いを見せています。これならお子様でも分かりますね。
なので私は今回紹介したお子様用のスライドと一緒にこのUV比較写真も是非合わせて見せて「ただ手をサッと洗い流すだけではダメ。30秒手洗いの習慣をつけよう」と教えてあげるのが良いと思います。例えウイルスの危険がいずれ無くなったとしても、30秒手洗いの習慣ができて悪い事はありません。
まだ当分はこのCOVIDー19の脅威は続きそうです。
早くワクチンとかができると良いのですが、、、、。