COVID, 19日間ピックルボール・フィットネス・チャレンジ:19日目・最終日!
ピックルボールのコミュニティー・サイトPickleballist.comの提供する,新型コロナウィルス の影響でピックルボールができずに自宅で運動不足になっている方や、薄暗い気分を発散させて活力を取り戻すためのイベントを日本語に訳して紹介しています。4月29日から19日間、毎日19分のピックルボーラー用のエクササイズ種目を行うチャレンジイベントです。その名も”COVID, 19day Pickleball Fitness Challenge (COVID 19日間ピックルボール・フィットネス・チャレンジ)”です。チャレンジなので、最初から最後まで19日間やりとした方々には最後には賞品なども出ますが、トップ・プロ選手やインストラクターが日替わりで提供するエクササイズの内容が非常に良いため、本ブログでは、エクササイズだけを紹介、日本語解説をします。今日はいよいよ最終日の19日目!! ここまで毎日トライしてきたら、もうかなりストレングスや瞬発力や持久力がついてきたはず。
本日のエクササイズ提供者は、千秋楽を飾るにふさわしい、”ピックルボール・スポーツを語る上でこの人の名前は絶対外せない”ほど、このスポーツの歴史に重要な軌跡を残してきた人です。Jennifer Lucoreさんです。ジェニファーさんは2019年ピックルボール・スポーツの”Hall of Fame=ホール・オブ・フェイム、すなわち名誉殿堂入りをした方です!!(これは2019年初めて作られたタイトル)彼女のさらに詳しいバイオ(経歴)は次の項目で。
本日のエクササイズのオリジナルページはこちらです。
Day-19, Jennifer Lucore さん
彼女の経歴は、ピックルボールのスポーツをやっている人なら知っている、あるいはぜひ知って欲しい方です。以下の内容は、ご本人のピックルボール・ブログ、”All Pickleball” から抜粋、翻訳しました。
ジェニファーさんは2007年、オレゴン州の実家を訪ねた際、両親や仲間と娯楽的にピックルボールのファミリー・トーナメントを行ったのがきっかけで、この世代を超えて楽しめるピックルボールの魅力に取り憑かれて行きました。
2009年には両親が出場したUSAPAナショナルズのサポートでジェニファーさんは初めてトーナメントを見、翌年には自分も試合に参加を始めました。そこから彼女の輝かしいピックルボール・キャリアが始まります。
USAPAナショナルズ 〜チャンピオン 17回
カナダ・ナショナルズ 〜チャンピオン 11回
ハンツマン・ワールド・シニア・ゲームズ 〜チャンピオン 6回
インターナショナル・トーナメント 〜チャンピオン 6回
トーナメント・オブ・チャンピオンズ 〜チャンピオン 6回
さらに複数のUS オープンとPPF(Professional Pickleball Federation )トーナメントで優勝。
2018年、ジェニファーは母親と共同で、初めてのピックルボールの本”The History of Pickleball – More Than 50 Years of Fun !” を出版しました。(*私(アヤ)もこの本をハワイで拝見しましたが、ピックルボールの生い立ちなど書かれており良い内容です。写真はその時ハワイで撮ったもの。
2012年、プロ・ピックルボール・プレーヤーとして初めてスポンサーがついたのもジェニファーさんが最初です。Pickle-Ball Inc のスポンサーでプロとして活躍。同時にいく人かの選手も各社からスポンサーがつき始めました。
その後、彼女はピックルボールの世界のアンバサダー、インフルエンサー(影響を与える人という意味)、インターナショナル・ブロガーとして雑誌やポッドキャストなどに登場、コラム記事を投稿したりしています。International Pickleball Teaching Professional Association (IPTPA) というピックルボールのプロの指導者を国際的に育てる組織の設立メンバーの1人となりました。また、アンバサダー、プレーヤー、指導者などとして国際的に活躍、カナダ、カリブ諸国、コスタ・リカ、メキシコ、オランダ、ヨーロッパ、スペイン、シンガポール、タイ国そして日本を訪問、2020年にはロンドンとスコットランドを予定しています。
本業はマーケティング・コンサルタント。ご主人とお子さん2人とカリフォルニアに在住。ピックルボールはトーナメントがなければ週2〜3回行い、試合期間はそれより増えます。
本日の動画のポイント
今日のドリルは今までの18回のどのドリルとも違います。今回は初めて実際のコートで実際にゲームを行うドリルです。
したがって、今回のドリルをこなすには、ピックルボール・コートとパドル、ボールそして相手が必要です。COVID-19にちなんだイベントなので、こちらアメリカでは本日の時点でもまだ、公共のテニスやピックルボール・コートでは”家族やルームメートなど同じ屋根の下で生活する者同士以外はプレーしてはいけない。”などのルールがあります。なので十分注意して行ってください。本動画ではジェニファーさんは、一緒に住んでいるご主人と友人所有のプライベート・コートで動画を撮っています。
狭いエリアの中で瞬発的に縦横に動く練習ができます。ジェニファーさんのようにキビキビとしたフットワークを作ることができるエクササイズです。
下の画像を見ながら解説をお読みください。
本日の動画解説
”スキニー・シングル”のようにコートの片側だけを使ってシングルゲームをします。
*スキニー・シングルとは、コートの縦半分のみを使う、またはクロスコート(対角線上)のみでゲームを行うことです。
1:サーバーはノン・ボレーライン外側からサーブします。(画像Bさん)
2:レシーバー(Aさん)はBさんのサーブをレシーブしてからノンボレーゾーンにゆくなりしてラリーが始まります。
3:サーバーのBさんが勝った場合、ポイントは加算されず、その代わりにBさんはベースラインへ移動しレシーバーとなります。Aさんはノンボレーゾーンに移動して次のサーバーとなります。
4:次に、レシーバーとなったBさんが勝った場合、1ポイントがBさんに加算されます。すなわち、通常のピックルボール・ゲームと反対に、レシーバーのみが得点を加算することが可能です。そしてサーバーは常にノンボレー・ラインからサーブを行います。
このドリルでは、頭の中で得点を覚えたり計算したり、どちらがサーバーなのか混乱しないよう冷静を保つなどの精神的なトレーニングができます。また、シングルゲームとはいえ、コートは半分の狭さなので、非常に細かく素早く動く練習ができます。
本日最終日のドリルはユニークですね。相手やコートがないとできないのが問題の人もいるかもしれませんが、相手1人とコートがあればぜひトライしてみたいですね。