上の写真は、先週末行ったアイボー家族の週末の家リバーハウスです。自宅軟禁要請そして辞令が出てから6週間、私は食糧買い出し以外は一度も家から出ていません。もちろんキツイです。でもこれは自分を守るためというよりは、国がまとまって、健康な人もそうでない人もみんな一度に家に篭ってウィルスが遠のくのを待とうという協力意識の方が強いです。
アイボーの両親は78歳で、お母さんは喘息も患っていて以前から咳がよく出るので、もう買い物にも行けません。そこで週1回アイボーが両親の代わりに買い物をして食料やドッグフードなどを届けに行ってました。
先週の金曜、私はアイボーと一緒にリバーハウスに行きました。自宅軟禁始めて以来、本当に初めて買い出し以外で外出し、その解放感は感激ものでした。両親から頼まれた食料を届けに行ったついでに、久しぶりにアイボー両親の顔をテラス越しに見れて話も出来てすごく嬉しかったです。
リバーハウスに行ったら、近所の仲間達が数人やってきました。いつも一緒にテニスやピックルボールをする仲間達です。この日のリバーハウスはウインドサーフィンには絶好の風が吹いていて、ウィンドサーファーの彼や近所の仲間達は、久し振りにウィンドサーフィンやカイト・サーフィンを楽しんでいました。
遠めなのでちょっと分かりにくいけど、ウィンドサーフィンやカイト・サーフィンを楽しむ仲間達。
一番上の写真を見れば分かると思いますが、両親は2回のテラスから、そして私(カメラマン)や仲間達はそれぞれ一定の距離を保って立ち話をしています。写真では分かりにくいかもしれないけど、みんなビールを持ってます。こんな感じで気をつけています。
しかし・・・・・
先週末はアメリカ各地で、自宅軟禁生活に耐えられなくなった人達が大勢デモを行いました。”全てをクローズするのはもう勘弁して””自由かコロナか””恐怖はウィルスでなく仕事を失うこと””自由を返せ”などと書かれたプラカードを掲げて政府施設前などに自宅軟禁反対者達が集まりました。誰だって家に1日24時間数ヶ月も篭れと言われたら苦しいですし、商店や小売業、会社経営は窮地に陥りアメリカの大手デパートの一つのニーマン・マーカスは商売できずに倒産するそうだし、歩合で働いている人は収入が止まったままです。
でも、全国民揃って自宅軟禁というのは”コロナウィルス を無くすためにはこれしかない”という、文字通り緊急の対策なのです。小学生でも理解できる話だと思うのですが、なぜ我慢できないのか不思議です。ビジネスのクローズ、自宅軟禁、ロックダウン(日本では都市閉鎖と訳したようです)に対する反抗デモが多くの州で行われたので私は驚きました。
アリゾナ州
ワシントン州
コロラド州
モンタナ州
テネシー州
イリノイ州
フロリダ州
そして私の住むカリフォルニア州でも!
流石に感染者25万人、死者18.000人(4/19/2020時点)を出しているニューヨーク州ではデモはなかったようですが。
極端なところでは、銃所持推進グループが銃を持ち出して政府関係建物前でデモするなど緊張高まる場面もあったようです。なぜそこで銃を出してくる必要があるのかも理解できませんが、世界は元より自分の周りで何らかの危機や不安が迫ると極端な行動を取ってしまう人達が必ず出てきてしまうのですね。
アメリカでは、81%という高い率で国民の自宅軟禁、ロックダウンが良い事と認めているそうです。しかし残りの19%は、良いのかわからない、又はロックダウン反対者なのだろうと思いますが、これも何年も続くわけではないのだから、あと少し、みんなで頑張りたいものですね。