アメリカでは300万人を超えるピックルボール人口。その人気に比例してここ数年ピックルボールのパドルやボール、ピックルボール専用のポータブルネットやバッグなど、色々な商品がスポーツ用品店やオンラインで購入できます。
そこで今回は、アメリカで扱っているピックルボール関連商品を取り扱っている総合サイトやブランドをリストアップして紹介します。
*日本向け発送を行っている会社の場合、パドル1個とかなら関税等は殆どかからないと思いますが、ピックルボール用の簡易ネットとか大きめのサイズとか重いものであれば日本国内に入ってくる際にかかる関税等をお客様負担で、という場合が殆どですのでご注意ください。また、返品交換等も海外発送の場合、その梱包や送料はお客様負担という場合が殆どです。それでも英語に自信があれば、これらの会社から直接注文すれば、アマゾンや楽天などで購入するよりもかなり割安に入手できる可能性があります。
*今回リストアップしたサイトやブランドや海外発送に関する質問等はコメント欄に書いて下さい。その後、コメント返しかメールにてお返事します。
ピックルボール関連ブランド・リスト
1:PICKLEBALL CENTRAL(ピックルボール・セントラル)
ワシントン州の家族が、2006年に別にビジネスにするつもりはなく始めたピックルボール・ウェブサイト。その3年後、ピックルボール熱はアメリカ中に広まり出し、家族みんなでフルタイムで働き出します。そして今ではインターネット上で最も大きなピックルボール総合ウェブサイトとなり、あらゆるブランドのピックルボール商品をオンライン販売したり、トレーニングキャンプやクリニックなどをアメリカ中で行っています。
*海外発送も行っています。ただし海外送付に際する関税等はお客様のご負担となります。お届けまで6〜10日ほど。
2:ENGAGE (エンゲージ)
WEBサイト上ではEngageSporting.comとあり、実際のウェブアドレスはEngagePickleball.comとなっています。このサイトは、どちらかというとビギナー向けではなく、トーナメントに出たりランキングを狙ったりプロ選手を目指す本格的プレーヤー向けのサイトと言えます。私がピクボールに行くと、エンゲージ製のパドル使用者をたくさん見かけます。こちらで4千円代から、最新のエリートパドルは1万6千円近くまで(日本に入ってくるとしたら3万円くらいになってしまうか!?)様々な自社ブランドパドルをオンライン販売しています。日本にも発送可能の様です。また、ピックルボールのアカデミーも運営し、アメリカ中でピックルボールのトレーニングキャンプやクリニックを展開。更に今年(2020年)からはエンゲージのトーナメント・シリーズを開催してゆく予定だそうです。数名のプロ選手をスポンサーしまた、ここからプロ選手も育っている様です。
サイトでは、パドルの他にはボール、そして品数は少ないですが、アパレルや小物も多少扱っています。全てエンゲージ・ブランドです。Amazon.jpで扱ってるかなと思ったら、よく分からない販売元から2〜3のエンゲージ商品を見つけました。やはりパドル1個3万近くしますね。 🙁
3:PICKLEBALL GALAXY (ピックルボール・ギャラクシー)
ピックルボールのオンライン・デパートの様なサイトです。アメリカで扱う殆どのピックルボールブランドの商品を取り揃えています。例えばパドルのページなら、英語が分からなくても何十種類とあるカラフルなパドルを見るだけでもワクワクしますね。このピックルボール総合オンラインショッピングサイトはオフィスはニューヨーク州にあります。ボールの品揃えもアメリカ一ではないかと思います。他にもネット、シューズ、ウェア、バッグ、グローブ、思いっきり打たれたボールが目にぶつからない様に目を保護するゴーグル、その他の小物類など、品数の豊富さは群を抜いています。日本発送もOK。ただし、工場の規定によりアシックスのシューズだけはアメリカ国外への発送ができないとか。商品はアメリカの郵便局からの発送となり7〜10日程度。また$699ドル(約7万円)以上買い物すると海外発送の送料が無料となる様です。
4:PICKLE-BALL INC (ピックルボール・インク)
私のブログ”ピックルボール•その4”でピックルボールの発祥について書きました。そのピックルボールを1965年に誕生させた、ワシントン州の”ファミリー&フレンズ”が1972年に設立し運営している会社です。パドルの内側の素材を、軽くて丈夫な蜂の巣タイプの素材にしたのもこの会社が最初です。チャンピオン・シリーズやスインガーといったオリジナル・パドルのシリーズも好評の様です。ウェブサイトもシンプルで、個人的に見るとビジネス優先というよりは、ピックルボールを誕生させた愛着と愛情に溢れた、手作りの暖かなサイトという感じがします。このウェブサイトの色々なページをクリックすると、ピックルボールの歴史や、最初に生まれたパドルの写真など貴重な情報もたくさん見れます。日本からの注文もOKの様です。ちなみにこのウェブサイトのアドレスはpickleball.comですが、さすがはピックルボールの生みの親らしいストレートなドメインですね!
5:TOTAL PICKLEBALL(トータル・ピックルボール)
テニス関連商品オンライン総合サイト大手の一つであるTennis Warehouseのパートナーサイトです。パドルは各ブランドごとにリストアップしてあります。日本始め海外発送もOK。ただし、返品する場合は、その送料はお客様負担。
6:SELKIRK(セルカーク)
アイダホ州の父と息子二人が始めた会社で、メイド・インUSAの自社ブランドのみを扱います。高品質のパドルを製作販売しているとの定評があり、現役アメリカNo.1チャンピオンのTyson McGuffin, 6回米ナショナルチャンピオンのEnrique Ruizや元ウインブルドン・チャンピオンのJoAnne Russelその他数名のピックルボール・トップ・プレイヤーたちのスポンサーにもなっています。チャンピオンたちが使用するパドルということから、認知度や人気、信頼度などがかなりあります。日本発送可。
7:GAMMA(ガンマ)
ペンシルバニア州のピッツバーグに工場を持つ同社は、1974年にテニスのストリングスを製作する工場として創設。その後46年に渡り、テニス・ラケットのガット(ストリングス)のトップ・ブランドとして知名度が定着しています。ガットの他にもネットやグリップ、キッズ・テニス用品等を製作販売。その後ピックルボール商品も作り始め、RZRシリーズのパドルやグリップテープ、ボールなどを製作販売。
*残念ながら海外発送は行っていません。
8:TOURNA (トーナ)
1972年、小さな2ベッドルームのアパートで3歳児と新生児を抱えながら、ジーンさんはテニスのグリップ関連商品を扱うビジネスをスタートしました。現在その2人の子供たちも役員として働いています。同社はテニス・ラケットのストリングス(ガット)とグリップが現在もメイン商品で、ピックルボール商品では、パドルのグリップテープ類とボールや小物類を扱っています。現役アメリカNo.1チャンピオンのTyson McGuffinが使用しているパドルのグリップテープも同社のものだそうです。同社の商品は同社のウェブサイトではなくAmazonやTennis Warehouse、Tennis Expressといった総合販売サイトで購入可能です。Tourn aのウェブサイトは、テニスやラクロスやラケットボール、サッカー、野球などの関連グッズ販売サイトUniqueSports.usの一部となっています。
9:ONIX (オニックス)
2005年インディアナ州で創業のオニックスはピックルボール専門の製作販売会社です。多くのプロ・ピックルボール選手たちをスポンサーし、”チーム・オニックス”としてオニックスのパドルやボールでプレイするプロ選手たちのサポートを行っています。プロプレイヤーたちが認めたオニックスのパドルは非常に高品質で、決して安くはないけれど、”払うだけの価値のある”商品です。私もオニックスの”Zシリーズ”の黒パドルを愛用しています。
*アメリカ国外への直接販売は行っていない様ですが、Amazon.jpではオニックスのピックルボール・ボール販売を行っている様なので、もしかしたらパドルも扱っているかも、、、、、?
10:FRANKLIN (フランクリン)
フランクリンは野球、バスケ、サッカー、ホッケーなど様々なスポーツ用品を扱う会社ですが、ピックルボールでは自社ブランドのパドルやボール、専用バッグやアクセサリー、ポータブルネットなどを扱い、ボールは100個入りなどのまとめ買いもできます。オフィシャル・ウェブサイトには海外発送に関する記述がありませんでしたが、同社商品のほんの一部ですがAmazon.jpでも取り扱いがある様です。
11:AMAZIN’ ACES (アメイジン・エイセス)
テキサス州の家族経営のこじんまりとした自社製品を製作販売するピックルボール商品専門会社です。売りは、パドルも6千円以下で、パドル2個にパドルケースやボールなどのセットが8千円程度と、業界でもかなりコストを抑えているのが特徴です。携帯できる、ケース入りピックルボール・ネットも1万円ほど。Amazon.jp経由で日本からも商品の一部を購入可能ですが、オフィシャルサイトから直接でなくAmazonを通すことと海外輸入品ということで、価格は倍以上になってしまう様です。 オフィシャルサイトは、ピックルボールをこよなく愛する人たちで作ったサイトらしく、商品数(12商品ほどしか無い)よりも、ピックルボールのルールやテクニックのコツなどの解説に多くのページを使っています。
12:HEAD (ヘッド)
ウインター・スポーツ、ダイビング、ラケットスポーツ、スポーツ・ウエアなどの自社製品を扱う会社で、テニスではジョコビッチ始め世界のトップ・プレイヤーの多くもヘッドのラケットを使用している世界的にメジャーなスポーツ・ブランドです。ピックルボール・パドルでは2020年3月現在19点のアイテムのラインナップがあります。ピックルボール関連では他にボール、シューズ、バッグなどを取り扱っています。日本語サイトもあるものの、まだピックルボールのページの日本語版はできてない様です。Amazon.jpでもヘッドのピックルボール商品は見つかりませんでした。アメリカのAmazonのサイトではたくさんのヘッドのパドルを扱っているのですが。
13:PICKLEBALL PARADISE (ピックルボール・パラダイス)
30年の歴史を誇るアメリカのメジャーブランドのテニス用品を豊富に揃えるMidwest Sportsが運営するピックルボール専用のショッピングサイトです。ミッドウエスト・スポーツ社はオハイオ州にあり、シンシナティーのウエアハウスはテニス・ウエアハウスとしてはアメリカ最大級。オンラインショッピングサイトも豊富な品揃えです。ピックルボール・パラダイスのサイトでは、パドルは殆どの大手のブランドを扱い、またウェア、シューズ、ボールや小物類もかなり充実しています。Midwest Sportsのサイトでは海外発送を受けていますが、ピックルボール・パラダイスの方にはその旨の記載がないので、現在まではアメリカ国内のみの発送かもしれません。
14:PICKLEBALL SAVINGS (ピックルボール・セーヴィングス)
ピックルボールが大好きなアーカンソー州の実業家が昨年(2019)11月1日にスタートさせたばかりの新しい会社です。コンセプトは「最高のブランドの商品を扱う。他のオンラインショッピングサイトの様にごちゃごちゃせず、シンプルで洗練された”ワン・ストップ・オンライン・ショップ”である」(ワンストップ・オンライン・ショップとは、この一つのサイトに来るだけでパドルから小物類までピックルボールに必要な全てを揃える事ができる、という意味。)
まだ生まれたばかりのサイトなので、商品の数はピックルボールのオンラインデパートには敵わないですが、それは敢えて良い品だけを厳選して扱っているからかもしれませんね。海外注文承っています。送料等に関しては英語メールでこちらまで。customerservice@pickleballsavings.com
15:PLAYERS PICKLEBALL (プレイヤーズ・ピックルボール)
ワシントン州ベリンガムに拠点を置く会社です。今までに50.000個以上の自社パドルを製作してきました。40年以上のスポーツ・グッズ業界に携わってきたオーナーが2016年にこの会社を立ち上げました。コア(パドルの中の素材)にジェル上のものを足すなど、技術と研究を重ねてきたローグ・シリーズのパドルや比較的低価格のスカウトシリーズなどのパドルがあります。パドルのデザインはなかなかクールです。パドルのカスタムデザインも受けている様です。海外発送についての記載がないことから、おそらく海外発送は受けないのではと思います。お問い合わせはメールでとのことなので(小企業なので電話のコールセンターは設けてないとのこと)info@playerspickleball.com まで英語でメールで問い合わせるしかない様です。
16:PRO LITE (プロ・ライト)
この会社は1984年にウィスコンシン州で本人もレベル5.0プレイヤーであるニール・フリーデンバーグさんが家族で立ち上げた会社です。この会社はピックルボール・パドルだけを作っている会社で、全てのプレイヤーに最高のパドルを使って欲しいと研究を重ねてきました。カーボンファイバー製の”ブラック・ダイヤモンド”パドルが最新の商品の様です。残念ながらこのサイトも海外発送に関する記述はありません。が、Amazon.jpで検索してみたら、Pro Lite製のパドルが数種類販売していました。
以上、アメリカで現在あるピックルボール関連商品を取り扱うサイトを紹介してみました。この他にも、まだ探せばいくつかピックルボール商品の小さなサイトは見つかりますが、本ブログで紹介したリストがだいたい主なところです。これらの会社や商品に関する質問とかご相談とかがあれば、コメント欄に簡単にポイントをお書き下さい。私のできる範囲でコメント返をするか、メールでお返事いたします。
Aya