ピックルボールのレベルとは?:ピックルボール51

ピックルボールのトーナメントなどに出始めて、本格的にプロやインストラクターを目指したい方は、プレイヤーのスキルのレーティング(レベル)を知っておくべきかと思います。このスキルのレーティングは、USAPA(USAピックルボール・アソシエーション)の定めた公式レーティングです。以下の解説はUSAPAウェブサイトに記載されたものを翻訳しています。英語のオリジナル・ページはこちらからご覧ください。

Player Skill Ratings Definitions
プレーヤー・スキル・レーティング
by USAPA(←click)

1.0~2.0 スキル・レーティング

他のスポーツの経験はほとんどなく、ピックルボールを始めたばかりで、ルールやピックルボールの理解力は最低限のレベル。

1.0~2.0 スキル・レーティング

スキル・レーティング:ピックルボールはわずかに経験。同レベルのプレーヤーと短いラリーはなんとかできる。スコアリングの基本は理解している。

3.0 スキル・レーティング

• フォアハンド:適度なペースでボールが打てるが、狙った方向に打ったりコンスタントに打つことはまだできないレベル。

• バックハンド:まだバックハンドを避けてしまう。狙った方向に打ったりコンスタントに打つことはまだできないレベル。

• サーブとリターン:適度なペースでサーブが打てるが、深さや方向性や一定性などはまだない。

• ディンク:まだディンクのラリーを長く続けることはできない。ディンクのコントロールはまだうまくできないレベル。

• 3rd(サード)ショット:適度なペースでなんとか方向を定めて打てるレベル。

• ボレー:適度なペースで打てるが方向性(方向のコントロール)。と一貫性はまだない。

• 作戦:戦略の基本は理解している。コートのポジショニングを理解し始め、トーナメントなどを見て基本のルールを理解しスコアリングができるレベル。

3.5 スキル・レーティング

• フォアハンド:ストロークが上達し、打点のコントロールが適度に可能レベル。
• バックハンド:ストロークのフォームを理解し始めコンスタントに打つことができ始めるが、まだできればバックハンドを避けてしまう。

• サーブとリターン:同じようなサーブやリターンが毎回できるようになってきたが、コントロールと深さはまだ最低限しかできないレベル。

• ディンク:ボールの高さや深さのコントロールはまだうまくできないが、一貫性は向上した。中レベルのラリーは続くようになってきて色々なバリエーションのペース取りも理解し始めてきた。 

• 3rd(サード)ショット:ネットに落とすドロップ・ショットが上手くでき始めてきたレベル。

• ボレー:中レベルのボレーが打てるようになりコントロール力もついてきたレベル。

• 戦略:チャンスが来た時にノン・ボレー・ゾーン(NVZ)に素早く移動できるようになる。ハードゲームとソフトゲームの違いを理解でき、遊びのゲーム(試合)とトーナメントの試合でプレーのスタイルを変えることができる。短いラリーが続けられ、コートの正しいポジショニングも理解し始める。スタッキング・テクニックの基本と効果的にこのテクニックを使えるシチュエーションを理解し始める。

4.0 スキル・レーティング

• フォアハンド:コントロールを深さのあるボールをコンスタントに打てる。でもまだパーフェクトには行かないレベル。

• バックハンド:ストロークのメカニックは向上しバックハンドを適度にコンスタントに打てるようになる。

• サーブとリターン:深さやスピードのバリエーションを変えたサーブやリターンができるレベル。

• ディンク:高さや深さをコントロールしたディンクが一貫して打てるようになる。しかしまだ辛抱できずにディンクのラリーに直ぐに行ってしまいがち。アッタクし易いボールとそうでないボールの判別ができるようになってくる。

3rd(サード)ショット:一貫性なくソフトなボールやパワーボールを使い分けて打つことができるようになるレベル。

• ボレー:スピードを変えたりバラエティーのあるボレーを打つことができるようになる。一貫性とコントロールが上達した。”ブロック/リセット・ボレー”を理解し始めるレベル。

• 戦略:相手チームのポジションに合わせて自分たち(チーム)を動かせることができるようになる。相手を攻撃するために方向を変えることができる。ゲームの幅広いルールを語れる。自分のミスがある程度減ってきた。スタッキング(テクニック)を完全に理解し試合で使うことができる。相手の弱みを理解し、試合でその弱みを攻撃するゲームプランを作れる。本格的な試合に参加始める。

4.5 スキル・レーティング

• フォアハンド: ハイレベルで一貫してボールが打てる。上手くペースと奥行きを利用して相手のミスを誘うことができるレベル。

• バックハンド:深さやペースを変えながら、一貫性のあるボールを効果的に打ち出すことができる。

• サーブとリターン:パワーと正確さと奥行きのあるサーブが打て、サーブの速度とスピンを変えることも可能になってくる。

• ディンク:打ち方を変えながらも、一貫して意識的に攻撃的なプレーができる能力がつく。ボールをよく理解し意識して攻撃的にディンクをすることができるレベル。

• 3rd(サード)ショット:相手が返しにくいサード・ショットを一貫して打つことができる。一貫して狙った場所にボールが打てるようになるレベル。

• ボレー:ハード・ボレーを相手の向かって打つことができまた一貫してNVZにボールを落とすことができる。ボレーのスイングが楽にできるようになり、オーバーヘッドのショットも一貫してでき、上手く打ちつけることができるようになる。

• 戦略:前後左右のフットワークが軽快にできる。効果的なフットワークで体重移動が楽に移動と方向転換ができる。NVZのプレーが楽にできる。パートナーとの動きやコミュニケーションがうまくできている。戦略を理解し、相手の強みや弱点やコート内のポジションを把握してうまくゲーム・プランに応用させられる。自分のミスがかなり少なくなる。

5.0 スキル・レーティング

• フォアハンド、バックハンド、サーブとリターン
フォアとバックハンド共に、攻撃している際、タッチ、スピン、ペーストコントロールなどのあらゆるタイプのショットをハイレベルで打てるようになる。コート内のあらゆるポジションから打て、ハイレベルかつバラエティー豊かな奥行き、ペースのあるサーブも打てるようになる。

• ディンク:ディンクとドロップ・ショットを完全に理解している。狙った場所にボールを落としそこに相手を移動させることができる。ラリーでは辛抱強くなり、ディンクで相手を攻撃するタイミングが来るまでじっくり待つことができる。戦略的にディンクのペースを狂わすことができるようになる。

• 3rd(サード)ショット:勝利ポイントを作り出すために戦略的にサードショットを打つことをマスターした。高度なレベルで一貫してフォア、バックハンドともにドロップボールやドライブを打てるようになる。

• ボレー:相手の強いボレーを打ち返し相手のNVZに落ちるようにドロップショットでリターンすることができる。一貫して相手の足元に落ちるボレーを打つことができる。ボレースイングを難なく始められまた奥深へ落ちるよう攻撃したり相手が打ち返せないようなボレーが打てるレベル。

• 戦略:ピックルボールのゲーム(試合)戦略をマスターし、トーナメントや公式試合で、様々な戦略やスタイルでプレー可能になった。守りのショットから攻撃の一打に切り返すことが可能。俊敏に動けるようになり、効果的で無駄のないフットワークが可能。相手の強みや弱点やコートのポジション次第で自分(達)のプレー・スタイルやゲーム・プランを速やかに変更することが可能である。

5.5 スキル・レーティング

このレーティングのプレーヤーは、最高レベルのプレーヤー。トーナメントでは優勝を繰り返し一貫して最高レベルのパフォーマンスを見せられるレベル。

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