金蔦、銀座店レビュー

かなりの霜降り肉だ!

日本に里帰りをすると、なかなかのグルメな姉が、美味しい店、話題の店、珍しい店などに連れて行ってくれるで、いつも楽しみにしています。今回は前回東京で彼女が連れて行ってくれた、銀座の金蔦(きんつた)と言うお店をレビューします。

ワンポイント英語

ここでグルメという英語についてワンポイント。
日本では”彼はグルメな人”というように、グルメという言葉を”食通の人”という意味で使ったりしますね。しかしアメリカではグルメ=Gourmet(語源はフランス語)というと、高級食とか玄人並みに食に精通した人といった、ちょっと高慢なイメージがあります。一般的な”美味しいものや食べ歩きが大好き””食べ物にちょっとこだわり持ってる”みたいな人のことは、フーディー=Foodieと呼んでいます。だから私のような、屋台のストリート・フードからちょい高級レストランまで、美味しければ何でも食べてみたい、というタイプはグルメじゃなくてフーディーなのです。姉も、アメリカ式に言えばフーディーですね。
普通の会話では「I am gourmet」などと自分から言うことはまずありません(何様よ?って感じです)。 でも「I am foodie」と言う言い方はよくします。

姉から説明されるまで”炊き肉鍋”という名は知りませんでした。博多が本店で、その支店が数店東京にあり、今回連れて行ってもらったのは銀座店。銀座の喧騒から少し離れたビルの7階にあり、店内はかなりこじんまりとしています。個室も数室ある様です。食べ物が好きな私はいつも食べ物以外の写真を撮り忘れるので(笑)店内とかの写真はなし。
着席してお料理の説明を戴き”九州産黒毛和牛サーロイン× 鹿児島黒豚「黒宝豚」”のコースを注文。黒い豚は珍しくないけど、そこに宝という字が間に入ると急に「あと2千円くらい上乗せても平気だな」みたいな感じが、、、、。なんって、考え方がさもしいですね、、、、、。ハハハ(空笑い)

まずは前菜が数品やって参ります。お肉柔らかい。美味しい!
次に一口サイズの前菜がお行儀良く並んだ生彩八寸。どれも品の良い味付けです。
向付。こってりした湯葉が葉っぱの下に隠れています。

そしていよいよメインコースのしゃぶしゃぶ、じゃなかった、炊き鍋の登場!ウェブサイトによると、このお鍋はこのお料理のために作られた登録商標だそう。まるでお肉の巨大ドーナッツ。お肉は右側が九州産黒毛和牛サーロインで左半分が鹿児島黒豚「黒宝豚」。牛は霜降り、豚は赤みとサシのストライプが綺麗です。見るだけでも食欲をそそります。スキャリオン?の葉の部分で鍋の周りを縁取り、お肉の上にはサラシ千切りネギが。中央には牛テールのスープ。

お肉の内側には千切りのネギとそして写真では分かりにくいですが、キャベツの千切りが隠れていました。このネギとキャベツとお肉をスープに流し入れてしゃぶしゃぶの要領でタレにつけて戴きます。タレの写真を撮り忘れましたが、タレは二種類あって、牛テールのタレとトマトダレ。これに唐辛子の効いた梅味噌みたいなものも出てきました。これをお肉にちょっとつけて戴くとまた違った味が楽しめます。お肉が柔らかくてすごく美味しい!あっという間に一皿平らげました。まだ行ける!

黒豚アップ!
お肉はかなり脂分が多いです。霜降りだもの!
一皿では足りず、追加注文! 追加分は別皿でやってきました。
追加のお肉もガンガン行きます。私も姉も、会話は止まるけどお箸が止まることはありません。
お代わりのお肉も平らげた後には、杵打ちのきし麺が。牛テールとサーロインと黒豚のエキスがたっぷりのスープが麺に絡んでこれも美味。
最後はお茶と甘味で締めを括ります。

これ全て合わせて二人で21000円でした。私と姉はお酒を頂かないのですが、お酒を頼んだらも少し高くなってたでしょう。これがアメリカだったら、まずWagyu(和牛)というだけで一皿5000〜8000円は下りません。ミシュラン2つ星シェフのジャン・ジョルジュのステーキ・ハウスに行った時は、和牛ビーフのステーキが一皿73000円!とありました! ひと皿7万円以上!!!(まあ、これはラスベガスだったので、ベガス料金ですね)それにアメリカだったら最低20%はチップを払わねばなりませんから、合計額が21000円でも、支払うのは25000円以上となります。そう考えるとこのお味とサービスでチップなし21000円は高いとは思いません。それよりも、きちんとサービスしてくれたウエイターさんにチップを払わなくてなんか申し訳なく思ってしまう。

帰りは玄関(エレベーター)までお見送り戴き、日本のサービスの素晴らしさを改めて実感しました。

金蔦さんの公式URLはこちらから。

本日も美味しく戴きました。ご馳走様。

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