コロナのワクチン接種状況:ピックルボール90

こんにちは。
2021東京オリンピックが始まって私は家にいる時は一日中オリンピックをTV観戦しています。仕事中以外はキッチンにいる時もお風呂に浸かっている時もオリンピックのあらゆる競技を観ています。現在我が家にはアイボーの26歳の娘とその彼氏が1ヶ月くらい滞在してるので夜はみんなで一緒に何時間もオリンピック見まくってます。普段なかなか見る機会のないスポーツをたくさん見ることができるので嬉しいですね。そしてなんと言っても、私の姉がバレーボールなどの会場”有明アリーナ”の真後ろに住んでおり、この近辺はテニスやスケボーなど色んな競技が行われ、その会場の周りをTVで見る度に姉のマンションも映ると個人的にワクワクします。思わず「あ、あれあれ、あのビル姉のマンションなんだー!」と一緒に見てるアイボーやその家族に自慢してしまいます。(まるで子供!)姉とはよくLINEしますが、観戦者無しにつき観光客とかは少ないけどオリンピック関係者、スタッフや選手たちなど、そして警察官はよく見かけるそうです。いろんな言語の人たちがたくさんウヨウヨしてるそうです。でもタクシーは捕まらないしバスもかなり混んでて交通は不便よと言っていました。彼女はマンションの32階に住んでいるので普段と違う眼下の光景が見れるそうです。

今回はピックルボールというより、ほとんど新型コロナのワクチンに関するお話ですが、ピックルボール・プレーヤーにも関係ない話でもないので、ワクチン関連の話題に興味がある方はお読みください。

つい数日前のチャットで姉が「やっとやっと2回目のワクチン接種ができたのよ。今頃よ。でもまだまだ接種できない人たちが山ほどいるの。」と言うのでびっくりしました。
私は1回目の接種はハワイのマウイで、オンライン予約して翌日近くの薬局でチャチャっと済み、数週間後カリフォルニアに戻ってオンライン予約して数日後に2回目接種しました。その時の模様は私のこのブログで書いています。コロナの検査もワクチン接種も超簡単でした。

アメリカのプロテスト


アメリカに限らず世界中どこでも同じかもしれませんが、世の中、リーダーや大多数の人が”右に行け”と言ったら必ず左に行こうとする人が出てきます。「群衆心理に惑わされないぞ」と言う感じでしょうか、これらの反発派の多くは本来の理論を忘れてただ他の多くの人と同じ意見を持ったり同じ動きを取ることにとにかく反発しようとします。こういった反発派のことを英語でプロテスト(Protest)と言います。ここ数年アメリカでは何かと反発したがるプロテストが、なんというか、若者のトレンドのようになっている気がします。日本でも反政府デモの行進したりする団体があったりするけど、こう言う人たちはプロテストです。そして今、コロナのワクチン接種に対するプロテストの人たちが多数出てきています。この人たちは、ワクチンは政府が国民をコントロールさせようとする証拠だ。とか、ひどい話だと「ワクチンには極小のマイクロチップが入っている」などと根拠のない非現実的な噂を流す、または信じる人たちがいたりし、こう言う人たちがワクチン接種を徹底的に拒んでいます。アメリカではワクチン接種は義務ではなく”任意”なので。

アメリカのワクチン状況



全ての国のデータを挙げると長くなるので、私の勝手で数カ国、数都市のデータを次のようにまとめてみました。カリフォルニアは私が現在住んでいる州でニューヨークはその前に住んでた州なので加えました。 🙂  ちなみにこのデータの元情報は”Our World in Data“という非営利組織によるものです。このイギリス拠点のリサーチ組織は世界の貧民国データやグローバルな災害データなどを世界数千人のリサーチャーたちによってリサーチされているというものです。

This Japanese data’s original source : https://ourworldindata.org/covid-vaccinations

まず上のデータのアメリカを見てください。総人口3億2820万人に対し、ワクチン確保数(2021, 7月時点)は3億4500万回分です。3億2820万人の内すでに50%の1億6400万人が2回接種済みです。ということは残り1億8100万人がワクチンを接種できれば全国民がワクチン接種することになります。例えばこの1億8100万人の全員がまだ1回も接種してなかったとしたらワクチンは後3億6200回分(1人2注射分として)必要なわけですが、数%あるいは数十%の人たちはすでに1回目を接種済みの可能性があります。なので現在のワクチン確保数3億4500万回分でも十分国民のほとんどにワクチンが行き渡ると思います。
しかし!!!  テレビでは毎日のようにバイデン大統領や医療専門家ががワクチン接種の必要性と重要性をテレビで訴えていますが、特にバイデン反対派の人たち(トランプ派)の多くはワクチンを疑問視しています。これが、アメリカがワクチン確保数は十分であるにも関わらず2回接種者の確率がまだ50%という理由です。ワクチン反対派の多くは「政府のプロパガンダだ!」などと言って、要するにこのワクチンを国民全体に接種させようとするのは政府の政治的策略なのだ。そんな脅しには乗るもんか!」という意見のようです。 アメリカでは今こういう人々が予想外に大勢いて私はとても驚いています。

日本の場合

次に日本の場合を検証してみましょう。総人口1億2630万人に対し2回ワクチン接種済みの人はまだ27.8%の3510万人のみです。”Our World in Data”のデータを見ても先進国の中では圧倒的に少ない数字です。まだ9120万人が1回だけ接種した、あるいは1回も接種してないことになります。
私はアメリカのCNNニュースとイギリス発信のBBCニュース世界版を毎日チェックしていますが、これらのニュースで、オリンピック前「日本はオリンピック主催国なのにワクチン接種済みの人が圧倒的に少ない。オリンピック選手団や関係者の不安はつのる一方」と報道していました。私も気になってなぜ、日本のワクチン接種数が少ないのか、そして日本の問題点をちょっと調べてみました。

1:新型コロナが世界に蔓延始めて間も無くアメリカ、イギリス、ロシアそして中国では直ぐに国や大企業が多額の援助を出してワクチン開発が始まった。一方日本では、国がワクチン開発費を出し渋った為、大学の専門研究所やベンチャー企業などでは研究開発費を国から出してもらえず、開発技術は持っていたにもかかわらず研究続行できなかった。また、日本では「ウイルス開発は儲からない」という定説があり薬剤会社などが開発や経済的サポートに力を入れなかった。上記4カ国では超特急の速さで国や大手企業が何億何兆という資金を惜しげも無く出した為、研究開発は恐ろしく早かった。こういったグローバルレベルでの緊急時対策は日本以外の先進国は圧倒的に早いスピードだ。
*日本は緊急時、これから更に状況が悪化することを、悪化する前に予想して他の対策を後回しにしてすぐに緊急対策に取り掛かる”緊急時優先対策システム”が全くできていない。
*海外先進国では”儲からないワクチン開発”でも国民が緊急に必要であれば直ぐに国が何兆円も出すシステムが整っている。日本は国や大手企業は資金支援を出したがらない。

2:欧米でファイザー社やモデルナ社などのワクチンが速やかに世界に供給される中、日本ではこういった海外ワクチンを日本人にも使用して良いかという、日本で日本人対象の臨床実験結果が必要だった。〜さらに時間がかかる。

3:日本にワクチン開発技術があることを知っている欧米は、ファイザーやモデルナなどのワクチンを”開発技術のないEUの国々への供給を優先すべき”との意向から、日本へは限られた分量しか送られない。

4:日本は予防接種法の枠組みでワクチン接種は市区町村の管轄で自治体主体で行われるわけだが、前例もマニュアルも無く、ワクチン投与できる医師等の資格者も圧倒的に少なく、接種までの過程は、接種がより必要な高齢の方はオンラインやLINE予約とかできなくて、でも電話予約は混んでて繋がらなかったり。。。 こういった接種に関するシステムの構築も日本以外の先進国は早くから取り組んでいた。また、国民の接種記録なども日本以外の先進国はかなり早い段階で全てデジタル化していた。が、日本はいまだにデータ処理もきちんと出来てなくて混乱状況。

5:日本以外の先進国では「ウイルス感染の対策はとにかくスピードが要。」とし、医師のみならず、医療インターンや病院やクリニックに従事してる人とかもトレーニングを受けさせてワクチン投与資格を与えた。日本では「そう簡単には行かないだろう」とまずなってしまう。

6:グローバルパンデミックという危機感から国を挙げての協力姿勢が日本は弱い。 例えばアメリカではワクチン接種会場は巨大なショッピングモールだったり、野球場とかコンサートホールとか、(私の場合は巨大遊園地の巨大駐車場だった)そして薬局チェーン店などあらゆる場所に会場を設置。大きな会場が架設される度に10.000 〜15.000万人が毎回ボランティアに応募してきた。中規模会場でも毎週4千人近い一般人がボランティアで活躍。 イギリスでも約20万人が既にボランティアとして動いてくれている。 日本ではこういった会場の確保やボランティアの管理するシステムも出来ていない。

こんな感じでしょうか。 姉が「日本にもワクチン・プロテストがいるのよー」といっていたのでちょっとびっくりしました。 新型コロナの存在もワクチンの存在も現実ですが、人間一人一人の個人の見解と決定は個人の自由です。なので私はここで「皆さんワクチンを接種してください」とプッシュすることは控えます。でも現在世界の現状がどうなっているのかを知って各自で考える必要はあるかなと思います。

ピックルボールの世界では?


アメリカのピックルボール(PBall)の世界でも、このワクチンの一件でここ数ヶ月折につけ揉め事が起きています。
総体的にアメリカの人たちは、右か左、赤コーナーか青コーナー、西海岸か東海岸、そして勝者か敗者、、、、と何でも真っ二つに分けたがる傾向があると私は思います。そしてコロナの一件に関しては上記の通りワクチンを信じて接種するべきと考える派とワクチン絶対反対派の真っ二つに分かれています。

5月、どこの州だったかは忘れましたが、結構大きなPBall大会が9月に開催されることとなり申し込みが始まったのですが、その参加条件に「参加資格はコロナのワクチン2回接種済みの人のみ」とありました。これに続いて大小いくつかの大会が同じ条件をつけて申し込み受付を開始しました。
これに対し、もちろんワクチン反対派が猛攻撃です。「アメリカは公平で自由の国の筈。こんなアンフェアーな条件を出すことは許されない。」とか、更には「こんな条件を出す大会はボイコットするべき」などと掲げる人まで出てきました。オンライン上で大喧嘩です。そして残念ながらこの両派とも一歩も後に引くことはなく、主催者たちは大困りで、ある大会はこの条件を却下してワクチン無接種の人も参加できるようにしました。そしたら今度は接種済みの人が「ワクチン無接種の人とは怖くて一緒にプレーできない」と言って申し込みをキャンセルしたり。またある主催者はワクチン賛成者で、一歩も譲らず「ワクチン無接種ですか? なら他の大会に行って下さい」と突っぱねたり。

そんな中、世界では追い討ちをかける様に異変株の脅威にさらされています。ワクチンも3度接種必要とも言われ始めています。
日本の皆様はどう思われるでしょうか? そして日本のPBallイベント状況はどのようになっているのでしょうか?
いずれにしても、1日も早く安全で平和な世の中に戻ってくれることを望んでいます。

Aya

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