グリーンゾーン&レッドゾーン・パドル:ピックルボール117

Bigモアイ「わしは滅多に動かんけどわしのパドルはグリーンゾーン・パドルなのだ」
Middleモアイ「あたしのはレッドゾーン・パドル。とりあえず食べてみるか」
Miniモアイ「あたしはパドル持ってないから死んだふり・・・・」

いつもの前置き

いきなりくだらないジョークの写真から始まりました。モアイ像さまゴメンナサイ。
昨日FBookのフォーラムにも載せたけど、今日はこの写真ジョークから。フォトショップのの被写体を間違えたのか・・・・たまにAmazonでは怪しいアジア系ブランドのこういう間違い写真を発見できます。

前回のブログの続きから

さて、本日のブログは前回との前後編的にお送りしています。が、実はさらにこの続編が出来そうです。。。。。なんとなんと、前回お伝えしたルドギアパークの緊急事態。そのブログをアップした夜にまた緊急メールが来て「明日からルドギアパークのPBallコートは平日全面閉鎖。土日のみ使用可能」とありました! これは大変なことになってしまいました。なのでこれはまた改めてブログにします。

前回は”ピックルボール(PBall)の急速な普及に伴い併発してきた騒音問題点”などを中心に書いた訳ですが、今回は前回予告した”グリーンゾーン・パドル”と”レッドゾーン・パドル”についてお話しします。日本では殆ど体育館などの屋内が多いから住民からの騒音苦情などほぼ無いと思いますが、本家アメリカでは各地でPBall騒音によるトラブルが多発しています。今後は”住宅地にPBallコートを設置しない”ことがルール(あるいは法律)となることはまず間違いないと思いますが、住宅街に既存のPBallコートに対する対策は、現在までいくつかあり、1)コートを囲むフェンスに消音フェンスを設置する。(例:下の写真の緑の壁が消音フェンス部分)

2)消音ボールを使用 : Gamma社が消音ボールを販売しています。我がブログでも最近頻繁に登場するJPAAのMoshさんのお宅のパーティーで以前このボールを見せて頂きました。例えれば柔らかめのストレスボールみたいな感じで穴もなく、これは普通のPBallの代用になる感じではありません。全く別の運動として使用する感じ。

3)消音パドル:そして今回の消音パドルです。と言っても、実のところ普通のパドルと消音パドルと明確にうるささが異なるわけではない様です。

テニスとピックルボール。打球音の大きさは実はテニスの方が大きかったという衝撃の事実!

さてここでちょっと興味深い話をしたいと思います。先ほどからPBallのノイズについて書いておりますが、PBallの打音そのものは、実はテニスの打音より小さかったという事実をご存知でしょうか? 結構以前にきちんと科学的に証明してる文献を読んだのですが、その資料が見つからないのでしょうがないから(失礼!)このおじさんの動画をご覧ください。彼も私の様に前置きが長いので1分過ぎからご覧ください。動画解説(意訳)。おじさん「ピックルボールの打音そのものは実はテニスのそれより30%も小さい。しかしながら、PBallはテニスよりピッチ(音の高さ)が高い。従って普段テニスの(低めの)打音に耳が慣れているテニスプレーヤーにとってはPBall音は耳障りとなる。PBallはテニスコートの一部のスペースにコートと人が入り、そのためボールの打ち合い頻度はテニスより断然多く(近い位置でプレーし合うから)喋りも多く、そして時間内や点数間の打ち合い数はテニスより多くなる。」と言っております。要するにポイントは『PBallの打音そのものはテニスより小さいが、PBall打音はピッチが高く、高いうえに打ち合い距離は短く、短い距離でのボールの打ち合い回数がテニスより全然多いから結果的にPBallはテニスよりうるさいとされる』ということです。納得いただけましたでしょうか?  ちなみにおじさん曰く、ここでいうテニスの打音とは上級プレーヤーのうつ打音レベルだそうです。

静かパドルリストの誕生

英語では一般に”Quiet Paddle=クワイエット・パドル”と言ってますが、まあ”静かパドル”です。が、2022,10月現在のアメリカではUSAPAやIPFなどの公式組織で静かパドルの認識はありません。この静かパドルは実はアリゾナ州のサプライズという町のプライベート・PBallクラブ”Grand Pickleball Club”が2019年にこの”静かパドルのルール”を作ったのです。分かり易くする為に静かパドルを”グリーン・ゾーン・パドル”と名づけそれ以外を”レッド・ゾーン・パドル”としました。このPBallクラブが使用するコートは22面もあり、クラブ会員数は本日の時点で1649人!とかなり大きなプライベート・クラブです。このクラブでプロを雇って現在市場に出ている殆ど全てのパドルをチェックしてグリーンゾーンとレッドに分けました。相当な根気のいる作業だったはずです。そしてパドルは日々新しいモデルが誕生するから情報アップデートし続けなければなりません。そうして出来上がったリストはアメリカ中の”静かパドルを求める”クラブや地域から「うちでもお宅の静かパドルリストを使わせて欲しい」と要望が相次ぎ、いつの間にかこのリストが全国的に使われる様になりました。でも使用の際はちゃんとGrand Pickleball Clubの許可を得るか名前を出すかしてほしいとのこと。次の写真がグランド・ピックルボール・クラブのイメージです。素晴らしいですね。

Image Courtesy of Grand Pickleball Club. AZ

グリーン・ゾーン&レッド・ゾーン・パドル全リスト

このリストは数百のパドルを全てグリーンかレッドにリストアップしてるのでとても長いため、ここをクリックしてPDFをご覧ください。 もしもこのリストのグリーンにも赤にも乗ってないパドルの場合は、このグランド・ピックルボール・クラブでは使用できないそうです。
ここのクラブはウェブサイトもきちんとまとまっており、全体的にプロの集団がそれぞれの分担をきっちりこなしてクラブや施設を運営しているというイメージです。

皆様のパドルはこのリストにありましたか?

ではでは

Aya

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    本当に大事なことは、自分自身と自分の愛する人たちの心とカラダの健康に気を配ること。どんな人でも”明日は何が起こるかわからない”のだから、今をキラキラと輝いて生きてゆきたい。