上手いと下手:ピックルボール73

やっとカリフォルニアに帰宅!

こんにちは、Ayaです。先日ついにカリフォルニアに帰宅しました。昨年10月末、もともと9日間の滞在予定が結局4ヶ月近くまで延びてしまいました。が、帰宅したらまだ街は色々な制限下にある状態。レストランはアウトサイドかテイクアウトのみ、フィットネスクラブもアウトサイドのみ(来週から室内は10%の収容率で営業できるようになるみたい)〜〜〜という感じ。
私は今週末から飛行機で1時間半ほどのパーム・スプリングスというところに〜今度は家族の毎年恒例のバケーションにジョインしますが、その後はまたハワイに戻ろうかと考えています。え、仕事? ラッキーなことに私もアイボーも基本的にパソコンとインターネットと携帯があればなんとかできてしまいます。 14年間住んだニューヨークからカリフォルニアに引っ越してきた時は、カリフォルニアの冬はなんて暖かいんだ!!と思ったものですが、今こちらは昼でも15〜17度、NYからすればめちゃ暖かいのだろうけど、毎日30度くらいのハワイから帰宅した私は、帰宅早々暖炉に火を入れました。寒いよ〜〜泣。 人間の体って時間と共に環境に順応できるようにデザインされており、どこに住んでも生きて行ける・・・・んですが、環境が変わった最初のしばらくは辛い、です。

パトリックとデニス親子

さて、上のタイトル写真はパトリックです。写真撮影と編集はもちろん私です。背景を赤にしてみました。噂によると、この彼は今マウイで一番ピックルボールが上手いプレーヤーだそう。彼のお父さんデニスが元々(今でも)週7日PBallをやっていてその影響で始めたらしいです。お父さんのデニスは確か75歳くらいですが、彼も私が毎日通ったキヘイ街のコートでは一番ハイレベルのプレーヤーの1人でした。どんなボールが飛んできても、サラッと打ち返します。難しいボールを簡単そうに打ち返すのはエレガントですね。

パトリックのお父さんデニスと、パートナーはカリフォルニアから来た5.0プレーヤーのパム。カリフォルニアではなんと私の家から20分のところに住んでるらしい!
パトリックとお父さんのデニス。共にマウイのトーナメントなどに出て優勝している。

ピックルボール・プレーヤーのレベル

どんなスポーツでもプレーヤーのレベルというものがあります。ピックルボールではテニスのようにスキル・レーティングがあり、UASPAの定めたスキルのポイントがあります。このレーティングは覚えておいて損はないです。
私のブログの”ピックルボール51“でこのUSAPAのレーティングを翻訳解説していますのでご参照ください。 で、次のリストはあくまでも私の所感です。

〜〜〜 初級 〜〜〜(テニス等ラケットスポーツ経験とか無かった人の場合)
1:サーブが入りにくい(コートのサイズ感覚とかがまだ無い)
2:ルールやポイントシステムを把握していない
3:やたらと力任せに打ち付けたがる
4:はしゃぎ過ぎる(調子に乗り過ぎる)=うるさい
5:言い訳を山ほど持っている(”靴が合わない””昨夜飲みすぎた””昔は若かった!”など・・・)
6:空振りする(まだ常に目でボールを追うことができない)
7:ホームラン多数

*殆どのビギナーはみなさん腰が低く「先輩、よろしくお願いします」的態度で一生懸命学ぼうとします。だから他のプレーヤーも皆親切にゲームの仕方を教えます。力任せに打ちたがる人とギャーギャー騒ぐ人は好かれません。特に力任せに打つ人は、ボールがプレー中の隣コートやあらぬ方向に飛んで行き、隣コートのプレーを中断させたり相手チームにボール拾いに行かせて迷惑かけたりするので嫌われがちです。

〜〜〜 中級 〜〜〜
1: 1ゲームにつき6〜9回くらいミスをする
2:8~10打くらいのラリーができるようになる
3:2〜3種類のサーブが打てるようになる
4:10球中7〜8球は強打を打ち返せるようになってきた
5:まだたまに叫んで(吠えて)しまう。
6:時々現在のポイントを忘れ、5-7-1 だったのか5-8-1だったのか分からなくなる。(全員混乱して揉めることもたまにある。ハハハ)
7:我慢(忍耐)強くなってきた(落ち着いて忍耐強くディンクを続けられる)
8:(そこに多数のプレーヤーがいれば)パートナーをさりげなく選び始める
9:「自分たちはレクリエーションのプレーをしているのだから、大事なことは勝ち負けよりもエンジョイすることだよ」と他の人に言いながら、実は闘志いっぱいで勝ちたくてしょうがない。

*私は中級なのでこのリストのいくつかは当てはまります。 私はテニスは初級ですが、いつもアドバイスくれる77歳のプレーヤーに「打つ瞬間にテニスボールの産毛(?)が確認できるくらい集中して打ちなさい」と言われました。PBallも同様で、打つ瞬間にボールの穴がはっきり確認できるくらいボールを凝視して打ちなさい、と上級者に言われます。
現在のポイントを忘れること、結構あります。ほんの数分前のことなのに、最後に誰がサーブしたのかみんな一時的なボケに見舞われ(笑)分からなくなったりします。きっと上級者ではこんなことはないんだろうなと思いますが、、、。


〜〜〜 上級 〜〜〜
1:当然ながら、優先順位は楽しむ事より勝つことが最優先となる。すなわち勝たなければ楽しめない。もしその日8ゲームして3~4ゲーム以上負けたらもうその日は一日中不機嫌となることも。
2:(エゴが強くなってくるため?)当然ながらそこに居る中で一番強いプレーヤーたちとプレーしたがる。
3:ミスをする率が圧倒的に少ない
4:大騒ぎしたり雄叫びをあげたりしない
5:相手によりプレーの仕方を変える~ たまたま自分より40歳くらい上のシニアの女性や足の少々不自由な男性が相手チームにいれば、相手を端から端に走らせたり強打を打ちつけたりしないよう”手加減”する
6:ディンクのラリーが多くなる
7:強打早打ちボレーラリーができる

上手い人とプレーする時

この間アメリカのピックルボールのソーシャルネットワーク上で、とある話題で炎上したことを書いてみます。
『自分はPBall始めてまだ1ヶ月ほどのビギナー。中級の友人とチーム組んでゲームをしたが、初めて会う相手は上級チームだった。ところが相手チームはわざと私に向かって強打を打ち続けてきたので私は当然返球できない。サーブもスピンの効いたドロップ・サーブなど。他にプレーヤーがいなくて同じメンバーで数ゲームしたがどれも11-1か11-2でぼろ負け。私はチームメートに、自分が下手で申し訳ないと謝ったが、チームメートは”ビギナーの君を容赦無く標的にしてプレーをするなんて大人気ない人たちだな。”と言って怒っていた。次回また僕たちと彼らがプレーすることがあったら、ビギナーには手加減してと言うよ、と言っていたが、それを聞いて私は複雑な気持ちになった。手加減されたら私は本当に嬉しいだろうか・・・?』  というような内容でした。

この投稿に対し100件以上のコメントが入ってきて、意見は「上級者はビギナーには加減するべきだ」と「どのレベルでも加減するのは間違っている。」の真っ二つに分かれました。みなさんはどう思われるでしょうか?

私はマウイのコートでケンとボブ、2人のシニア世代上級プレーヤーとよくプレーさせてもらいました。次の写真の2人です。手前左の右膝手術してサポーターしているのがケンです。

ケンとボブの場合

ボブはカナダから来たケンと仲良くなりいつもマウイのコートでパートナーとして組んでプレーしてましたが、2人の性格は違います。私は彼らより下のレベルなので、私から一緒にプレーしようとは言いませんが、向こうから声がかかれば喜んでプレーさせてもらいました。すると、ボブは相手が私であれビギナーであれ遠慮も容赦もせずにバシッと厳しい球を打ちつけてきます。(もちろん相手が今日初めてPBallやる、とか足の不自由なおばあさんが相手とかなら別ですが) 
私はボブが鋭い強打を発砲(笑)してきた時にはなかなか返球できません。できてもパドルの面を正しい角度に修正する暇がなくて、返球した球は殆どアウトボールになってしまいます。私はボブに振り回される感じになり、まあパートナーも私レベルであればいつもボブチームにやられてしまいます。
一方ケンは、私レベルには手加減して彼のマックスの強打を相手に打ちつけることは殆どありません。「初心者やシニアのレクリエーションレベルの女性プレーヤーとかを強打で怖がらせてもしょうがないでしょ?」という感じです。

さて、この2人を相手にプレーした時の私の感想は、正直言ってどちらかといえばボブの方が”有り難い”です。私は長年スポーツの世界に(仕事として)いたので私にとって”PBallもプレーしてる時はスポーツとして扱う”考え方が自然なのです。だからケンの優しさや思いやりは好きですが、私と対等に見てプレーしてくれるボブは、「頑張って次は彼の強打に返球するんだ!」というガッツを掘り起こしてくれるのです。
ケンとプレーする時は彼が手加減してくれるので、私チームにたくさん点が入りその分の”ポイント手に入れた”満足感を持つことができます。
私はこの2人、どちらの性格も好きでどちらとプレーするのも好きです。そしてもちろんこのどちらとも同じチームとしてプレーするのも楽しかったです。

十人十色で、人それぞれチームメートや対戦相手に対する感想や気持ちは違うと思います。パートナーとなる人との相性も物凄〜〜〜くありますよね。
このPBallのパートナーの相性は、実際にプレーしてみて初めて分かります。

私はこの数ヶ月間本当に色んな人、色んなレベルの人とプレーができたので、それだけでも色々と勉強になりました。

ではまた。

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