ピックルボール・その2、ピックルボールが世界的に急成長しているスポーツの理由

上の写真は私のアイボーの家族が毎週末を過ごすリバーサイドの家。テニスコートに黄色のペンキでピックルボール・コートのアウトラインを引きました。なのでここには毎週末テニスやピックルボールを楽しむ親族や仲間たちがやってきます。

アメリカ中そして世界にまでピックルボール・
マニアが大急増中の理由はナニ?

前回は”ピックルボールとは一体なんぞや?”ということを書きました。なんとなく感じは掴めたのではないかなーと思います。で、今回は”なぜこのピックルボールが全米でそれほど最も急速に人気が高まっているスポーツなのか?”ということをお話しします。

1:誰でもすぐにゲームができてしまう〜敷居が低い。
不思議なことに、誰でもパドルとボールを手渡されたら衝動的にボールを打ってみたくなる。打ってみたら面白い。相手が打ち返してきたら更に楽しい。初めてパドルを持った人でも30分も練習すれば簡単な試合が始められてしまう、万人に楽しめるエクササイズである。

2:誰でもすぐにできる、、、が、実は奥が深い!
ピックルボールは初めてやってみてもすぐにゲームが楽しめてしまう。しかし、始めて数ヶ月もすると、実はあらゆる技術やスキル、ゲーム戦略、瞬発力やスピード、スタミナなどがゲームに勝つために必要と知らされる。30代の初心者が70代の数年やっているプレーヤーに負けることが珍しくないのはこのため。トーナメントに出たりランキングを獲得するには日々の相当なトレーニングが必要となる。

3:スポーツなのに圧倒的に危険性が少ない。
通常どんなスポーツでも怪我や故障等の危険がまつわるが、ピックルボールはパドル(ラケット)は200g前後と軽く、コートもテニスコートより小さいので激しく走り回る必要もない。したがってテニス肘になったり足を痛めたり呼吸を苦しめたりする確率が非常に薄い。

3:非常にバランスの良い、体全体のワークアウトができる。
テニスなどの激しいスポーツに比べ、体に掛かるストレスやインパクトが穏やかで、身体運動能力や瞬発力や心肺機能や運動可動域、集中力などの向上。肩や肘や膝の関節強化。有酸素運動により新鮮な酸素が体に入り、血液循環を促進、従って脳にも新鮮な酸素や血液を送り込ませられる。また、常に変り続けるポイント(得点)を覚えなければならないため(これ以外と途中で混乱すること多し!)記憶力のトレーニングにも最適である。

4:子供から高齢者や手足が多少ご不自由な方でも楽しめる。
上の2番の理由から、現役リタイヤして年金生活を送るシニア世代の方々に圧倒的に人気のスポーツである。テニスやゴルフはきつくなってきた。しかしピックルボールはやってみると、適度な運動量と汗をかく爽快な”スポーツ感”を満喫できる。〜私がピックルボールを初めて数ヶ月経った頃、93歳のおじいさまが私のチームメートになってダブルスのゲームをしました。おじいさまは私よりプレーが上手くて私&じじチームは勝っちゃいました! ちなみに子供でも高齢者でも一緒にプレイできるのも良い所。〜上の動画はハワイのマウイ島で大人たちに混じって小学生のお子様たちもプレイを楽しむ様子。私もこの子たちとゲームしましたが、結構上手かったです。

5:テニスからピックルボールへの移行者。または両刀者(私)。
長年テニスをしてきたが、テニス肘や膝や腰の手術をしたり足や肩を痛めてテニスはもうやめた方が良いかなー。でもラケットスポーツは止めたくない。〜ピックルボール・プレーヤーにはこのタイプの”テニス卒業者”が多くいる。テニスから移行してきた人たちは、足が早くて瞬発力が既にあり、テニスのテクニックが生きるピックルボールが上手い!

6:同じ楽しい時間を共有できる仲間がたくさんできる
プロレベルの競技者は別かもしれないが、基本的にピックルボールは人と人が交わるコミュニケーションの場である。〜私は知らない土地へ旅行しても、現地のピックルボールの集まりをネットで探して一人で行って仲間に入れてもらってプレイします。例えマイパドルを持ってなくても通常誰かが余分にパドルを持ってて貸してくれます。

7:準備とか大きな道具とかなく、低コストで手軽に始められる。
ピックルボールは、プレイヤーに必要なものはパドルとボールとスポーツシューズだけ。問題はまだピックルボールコートが世界的レベルで絶対的に足りないこと。でもレクリエーションとして打ち合うだけならテニスコートで可能だし、オンライン等で持ち運び可能な組み立て式ネットを入手できる。テニスやゴルフなどは旅行にも道具を持って行きにくいしスキーとかは準備が大変。
世界でもっとも人気のスポーツ・トップ1&2はサッカーとバスケットボールだが、どちらも誰かがボールひとつ持ってればとりあえず楽しめる。手軽にできるスポーツは広まりやすい。

8:最後に、ただ単純に”誰かとボールを打ち合うのはすごく楽しい!”
そして晴天の屋外でできれば気分が最高。(アメリカではピックルボールコートは屋外がほとんど)

などなど、挙げて行けばキリがないほど”ピックルボールが人気急上昇の理由”はあります。 しかし、このスポーツがこれほど人気が出たもっとも特徴的な、他のスポーツ人気と違う点はズバリ、シルバー世代の人たちがレクリエーションとして、または超シリアスなスポーツ競技として、飛行機で他都市へ行き大会等に参加できる。そして仲間ができるのでシルバーライフが楽しくなる。(このスポーツは、シングルスはメチャきついので若い世代向き、か大会向け。ほとんどの場合はダブルスで行う。)〜と、高齢化が進めば進むほどピックルボール人口も増え続けるはずなのです。と言っても、”年寄りのスポーツ”ではないところがミソですね!

いいとこだらけのピックルボールですが、もちろんネガティブ意見や短所、マイナス面も多少あります。次回では、そのネガティブ部分について触れてみたいと思います。

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